1.立教MBAに来た理由私は大学で社会福祉を学び、それを活かして、自分の住むまちにささやかながら貢献できたらと思い現在の職に就きました。現在は法人事務と相談業務を種に行っています。 相談援助業務は生きづらさを抱えた住民や、自分たちの住む街を福祉の視点でよりよくしていこうとする地域福祉を推進する住民・団体を支援し、エンパワメントして自ら課題や問題解決に向け取り組んでいくことが業務ゆえ、黒子となって日々取り組んでいます。 少数ゆえ複数の業務を兼務していますが、職歴の半分は経理を兼務し、もう半分は権利擁護事業として金銭管理が困難な方への支援と低所得者向けの生活福祉資金貸付制度を兼務してきました。経理では危機的な状況を経験し組織としての経営において人・モノ・金・情報管理の仕方に疑義を感じるようになりました。 制度の手引きにはある時から「相談者はFPの資格を有する者」と一文が盛り込まれ、今まで培ってきた知識と経験だけでは対応できないことを求められているようで、自分自身の能力に限界を感じていました。従業員の大半が福祉学科出身者ゆえ、経営に精通する者がおらず、経験則で経営しているため職場ではいつまでも解決されない課題が多く、対応した研修もありません。独学は効率も悪く八方塞がりでこんな状態を何とかしたいと日々感じていた時に、FBでRBSの入学説明会の広告が届きました。 関心を持ち、調べていくと医療福祉関係者でも学びやすい環境が整備されていることを知りました。学業との両立に不安を抱き受験することを悩んでいましたが、今年の正月休み後に受験を決め、あわてて準備して受験に臨みました。 2.立教 MBA入学前の生活昨年、現在の職場に異動し、要綱に基づいて全区共通の業務をしているはずなのに、不備だらけで軌道修正の日々と、一緒に取り組む職員に恵まれないことから、残業、残業の毎日でした。相談内容も重く、現実は小説よりも奇なりではないですが壮絶な人生を歩まれている方が多く、気持ちの切り替えを心が欲し、帰宅したらバラエティ見て笑い、ニュースは朝の情報番組の範囲内でしか視聴しておりませんでした。 3.立教 MBA入学後の生活 自分が、あまりに無知であり、関心ある情報しか取捨選択してこなかったことを痛切に実感し、今までの自分を猛省しました。正直、今まで学んでこなかった分野より、言葉の意味すらよくわからないまま授業を受講していますが、わからなかったことが理解できるようになり、学ぶって楽しいと実感する日々を過ごしています。 コロナ禍の影響で、休業、失業による特例貸付が開始されると相談で所内のすべての電話の外線が常に真っ赤な状態となり、職員全員で対応し、リモートとは縁なく毎日、通勤していました。学業との両立の不安は常にありました。とにかく、定時で退勤すると決め、残業は早朝出勤で補うこととし、帰宅後は、ほぼ毎日授業で、一日、一週間があっという間に過ぎていく生活に変わりました。レポート、課題がたまってくると生活リズムが乱れていきますので、有給を活用してやり繰りしています。 学びとしては、社会福祉の相談援助技術で重要とされている、バイスティックの7原則の一つに受容の原則があります。履修してきた授業でも、受容、共感、コミュニケーション、理解するといった言葉が聞かれ、どんな業界においても共通に重要なことだと改めて再認識しました。
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1.立教MBAに入学した理由 私は30代で金融から企業研修会社に転職しました。企業研修という仕事の性質上、様々な勉強をする必要があったため、自力でビジネス書を読み、色々な勉強会に参加する中でMBAに興味を持つようになりました。MBAが特集された雑誌を買い、インターネットで各大学のMBAカリキュラムを調べ、本気で入学を考えた時期もありました。しかし、当時の私は日曜日の夜に家を出て金曜日の夜に家に帰ってくるような出張の多い毎日。学校に通学することが難しいと判断して一度はMBAを諦めました。 40代半ばを過ぎた一昨年に取締役になりました。日々意思決定を迫られる中で、「経験」以外に自信を持てる判断基準がないことに気づきました。また、マネジメントに集中するため、出張もかなり減っていました。そこで、一から経営を学び直そうと考え、母校でもある立教大学のビジネススクール(RBS)の門をたたきました。 2.立教MBA入学前の生活 RBS入学前、特にプレイヤーだった時代は出張であちこちに出かけ、ホテルで次の日の仕事の準備に追われていました。せっかく全国各地に行ったのですが、残念ながら有名な観光地に行ったことはほとんどありません(沖縄にも何度も言っていますが、海にすらいったことがありません・・)。新幹線や飛行機の中でビジネス書を読むことも多かったのですが、本を開きながら疲れて寝てしまうこともしばしば。 週末は、家でゴロゴロしたり、ゴルフに出かけたりと、勉強とは無縁の状況でした。今考えると、もったいない時間を過ごしていたと思います。 3.立教MBA入学後の生活 今年は、新型コロナウイルスの影響で、大学は全てオンライン(主にZoom)で行われています。会社が池袋にあるので、立教大学は近いのですが、一度家に帰ってパソコンからZoomにつないで授業を受けています。 当初は「オンラインで、本当にMBAの勉強ができるのか?」と不安もありましたが、予想以上にオンラインの授業は快適です。画面共有で、資料も見やすいですし、ブレイクアウトルームでグループディスカッションも頻繁に行われます。異業種の皆さんの多様な意見を聞き、議論を交わすことは大きな刺激になっています。 私は、ウイークデイ3日と土曜日に授業を受けています。仕事が終わった後に夜の10時近くまで授業を受けますが、疲れよりも学ぶ楽しさの方がはるかに勝っていますので疲れは感じません。もともと数字が苦手な私は、会計学や統計学で苦戦することもありますが、授業が進むにつれて面白みも分かってきました。また、秋学期から始まったビジネスシミュレーションで実際に数字を使ったゲームを行い、実践力も磨けるので大変助かっています。 私は現在取締役というポジションのため、RBSで学んだことをすぐに実践で使っています。学校で学んだことを即仕事に生かせることは、本当にありがたく、ますます学ぶ意欲が湧いてきます。思い切ってRBSに通うことを決めて、本当に良かったと思っています。
私は、大学時代には物理学を専攻し、その中でも天文学という学問を学んでいました。中でも、変光星といって恒星の光の明るさをどのようにしたら光害なく撮影することができるかなどについて研究していました。 立教MBAで経営学という天文学とはかなりかけ離れている学問を目指そうと考えた理由は、卒論とビジネス研修がきっかけです。学部での卒論では、「宇宙ビジネスの展望」というテーマで、30年後の宇宙を活用したビジネスについて理系の視点より執筆しました。その中では、経営という場面からの視線も必要であると考える場面もあり、もっと学んでみたいと感じることがありました。 また、ビジネス研修では、実際にアメリカ本土に渡り、日本法人のグローバル経営を目の辺りにしてきました。ジョージア州では、どのようにしたら企業を誘致してこられるかについての策を聞かせてもらい実りあるものでした。 実際に立教MBAに入学を決めてから、私自身莫大な不安がありました。実務経験がなく、ストレートマスターで入学をしたので、他の人たちの足を引っ張るのではないかなど、不安は募りました。しかし、授業の中では、実際にディスカッション形式のものが大半で、自分が学部の時に受けていたものとは、全く異なり、自由闊達な意見が行われ、ストレートマスターの自分でも、意見が通る空間でした。 入学してからはコロナの中にあり、まだ学校には行くことができず、オンラインでの授業でした。そんな中でも、授業の中での交流やビジネスデザイン研究科の中での研究組織の中で、同期や先輩方との接点を設けられたのは強みでした。私の所属している研究組織では、年齢の壁を感じることなく、授業のまとめであったり、実際に少人数で距離をあけて交流したりしています。世代を超えた中での交流は立教MBAならではと感じています。 ビジネスデザイン研究科1年 弦巻拓真
研究科公認組織として、RBS学生の生活面、学習面を支えています! ■目次・BD研とは? ・主な活動 ■BD研とは?正式名称を「ビジネスデザイン研究会」と言い、研究科の公式組織です。 BD研は研究科と学生の架け橋となるべく、「学生による履修相談会」主催や研究科主催の「進学相談会」のサポート、 およびブログやフェイスブックなどによる情報発信を行っています。現在はリモートですが月1回、イベント準備や報告などを実施するミーティングを行っております。 今年度入学した19期生からも8名参加してくださり、盛り上がってきています。  (オンラインミーティングの様子) ■BD研の主な活動4月 • 裏履修相談会 昨年まで、教員主導の履修相談会の裏で実施されていたため、この名称でした。学生目線の履修についてや授業や学校生活などについて、ボランティア学生が対面で相談会を実施しています。COVID-19の影響で実施が見送られましたが、初めてSlackを活用した情報提供となりました • 図書館ガイダンス 図書館利用のガイダンスを図書館と協力し実施しますが、今年はCOVID-19の影響で実施が見送られました • 新入生歓迎会 入学式後にBD研主導で実施しますが、今年はCOVID-19の影響で実施が見送られ、Zoomを使ったリモート懇親会が5月から数回実施されています 7月 • 進学相談会 研究科主体で実施されます。サポートとして学生ボランティアが受験生に対し対面形式で相談にのります 9月 • 裏履修相談会 秋学期が始まる前に2回目の履修相談会を実施します • ビジネスデザインフォーラム 通常、ビジネスデザイン立教会と共催で、2019年はアイリスオーヤマ株式会社の大山会長にご登壇頂き、「ユーザーイン経営」をテーマに講演いただきました 11月 進学相談会(2回目) 7月同様、研究科主体で実施されます。サポートとして学生ボランティアが受験生に対し対面形式で相談にのります 12月 独立研究科院生室大掃除 我々が日々お世話になっている院生室の大掃除を学生ボランティアで実施します 今期の4月に行ったslack履修相談会は非常に好評で、9月の履修相談会もslackで行う予定です。 19期と共同のイベント企画・運営はこれが初めてとなるため、より一層RBSを盛り上げていけるよう、活動していきます!
■立教MBAに入学したきっかけ私がある投資ファンドに勤務していた15年ほど前、当時流行していたMBAの勉強を始めました。幸いにして米国と欧州のMBAから入学許可を頂きましたが、結婚して間もなかった私は、別の会社に勤めていた妻から反対にあい、泣く泣く入学をあきらめました。 そこから10年の時が流れ、「やはり勉強がしたい!」と思い立った私は、仕事との両立が可能で、家から近い立教MBAに入学することを決めました。その時も子供が生まれたばかりで、妻からは反対はされたのですが、今回ばかりは押し切りました。 ■立教MBAのイメージと入学後のギャップ当時から私はボスコンやマッキンゼーなどで働く米国MBAホルダーの人達と仕事を一緒にしていましたので、「まあMBAの内容はほとんどわかっているな」と高をくくっていました。しかし立教MBAに入学するとそこには想像とは違った世界が広がっていたのです。 極めて実務的な授業がある一方で、非常に学問的に深いところまで掘り下げていく授業もありました。特にファイナンスや会計は自分の専門であったのですが、「久恒先生の都市経済論」、「平先生のホテルインベストメント」、「香取先生の管理会計」には、最新の実務と学問的な内容がふんだんに盛り込まれており衝撃を受けました。 他にも、立教MBA名物のビジネスシミュレーションでは、他の業界で働く人達の豊かな発想に触れ、自分にはないモノの考え方を体感することができました。また、夏のJBCCでは仲間と共に数年ぶりに深夜まで議論し、結果は見事に撃沈しましたが、多くのことを見つめ直すきっかけにもなりました。 立教MBAの授業は、実務面では巷に溢れているMBAの遥か先を行き、学術面では物事の本質を追求するという米国MBAが弱い部分を凌駕しています。先生や仲間と生涯の校友となることができ、得られたものは期待していたものの何倍も大きなものでした。 ■卒業後の立教MBAと私私は卒業後も引き続きバイアウトファンドでファンドマネージャーとして勤務しています。私の仕事は様々な企業に投資することですから、すべての業界の動向や、その企業がどんなビジネスモデルになっているのかを分析することなどが重要で、その時に立教MBAの人脈が非常に役に立ちます。 例えば、住宅資材の企業に投資を検討する際には、その業界の特性を当該業界の別の企業で役員を務めている同級生に聞きに行けます。ホテルへの投資を検討する際は、その地域ではどんなポイントに注意すべきか、教授にアドバイスをもらうこともできます。そういうヒアリング活動をさせていただいた例は、思いついただけでも出版・広告・ICT・イベント運営・ブランドライセンス・中国の携帯販売業界など枚挙に暇がありません。 私は立教MBAを卒業後も、同期の中で一番立教MBAの人的ネットワークを活用させていただいている人間の一人だと思っています。こうした活動は米国や欧州のMBAを卒業しただけでは決してすることができなかったものでしょう。立教MBAの「多様なバックグラウンド尊重する」という建学の理念の賜物だと思っています。 ■立教MBAへの入学を検討している皆さんへ単に修士号を取るためだけに立教MBAに入学するのでは、立教MBAでフルに得られるものを100とすれば、20か30程度のものしか得られることができません。それは非常にもったいないことです。 まずMBAに通学することによって、自分の今のキャリアをどのように充実させたいのか、起業や転職を考えている人は2年間でどんなことを学び、どんな人たちを仲間にしたいのかを、入学前も入学後も常に考え続けるといいでしょう。そのためにも、MBA生活の中では、「自分はこういう人間で、こういうところが得意だ」という爪痕を残していくことが必要でしょう。そうすれば、立教MBAは卒業後の人生も非常に実り豊かなものにしてくれると思います。 ■レポーター紹介・ファンドマネージャー(男・40代前半) ・マネジメントバイアウトファンドやアセットマネジメント会社などで企業に対する投資・事業再生などに携わる。 ・ファイナンス以外の分野の学生や留学生が多く、ビジネスに必要な幅広い分野の授業を受講できる点を魅力に感じ、2014年4月に立教大学大学院ビジネスデザイン研究科に入学。2016年3月に卒業。
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