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コーポレートファイナンス5・6(2015年春学期)

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2015年春学期に受講した、野田健太郎先生の「コーポレートファイナンス5、6」について紹介します。

授業の目標・内容 (シラバスより)

[コーポレートファイナンス5]
  • 本講義は、 企業評価や事業採算に関する幅広い知識の修得を目指す。
  • 財務諸表の見方、 事業収支の計算、 ファイナンス理論、 企業審査について解説する。

[コーポレートファイナンス6]
  • 本講義は、 企業評価や事業採算に関する幅広い知識の修得を目指す。
  • 財務諸表の見方、 事業収支の計算、 ファイナンス理論、 企業審査について解説する。 後半では無形資産やCSRのトピックについても触れる。

受講の動機
RBSではM1(1学年)の後半から、ビジネスシミュレーションが始まり、M2になると修論のゼミに追われることになる。そんな情報を諸先輩方からご教示頂いていたので、M1の春学期はなるべく多く履修しようと、私も平日5日と土曜日、週6日思いっきり詰め込みました。(結果2つの講義は途中で取りやめましたが…。)

その中でも特に、これから2年間MBAで学習するにあたり、まずは基礎科目をしっかり押さえたいと考えました。そこで、①アカウンティング(会計)、②ファイナンス、③統計は初学者向けの講義を、しっかり取って基本から理解して修得することを目指しました。コーポレートファイナンス5、6はもちろん②ファイナンスの基礎をしっかり学ぶために選択しました。

講義の内容及び様子
野田先生は日本政策投資銀行のご出身で、日本やアメリカで活躍されていた経験がおありで、企業分析のプロフェッショナルです。そんな先生が授業の合間でお話ししてくださる、経済・時事のお話しはとても興味深く、毎回楽しみにしていました。

講義は、先生が毎回用意してくださるレジュメをもとに進行されます。パワーポイントのスライドで先生が詳しく説明を補足しながら進みます。時折、順番に学生が先生からキーワードに関する質問や、自分の考えの発表を求められます。先生はよく口癖で、「えー、では基本的なことではあるんですが…」と枕詞があって指名されますが、ときには(3回に1回くらい)ウッと回答に詰まるような質問もあり、コの字型に並べた席でみんなの前で発表するので、若干の緊張はともないます。(笑)

でも、心配することはありません。どんな珍答であっても、優しい野田先生は決して否定されず、肯定の上に受け止めてくださり、正しい答えに誘導してくださいます。学生は学習しに来ているのだから間違って当然です。これから受講されるかたも恐れず自信を持って発言していきましょう。留学生の方で日本語に自信がない方でも、全く問題ありません。

また、後半では伊藤レポートで有名な一橋大学の伊藤先生の『新・企業価値評価』を題材に、学生でグループに分かれプレゼン形式で順番に発表していきます。各グループの発表の後には、先生の補足や説明があります。聞くだけの授業とは一味違って、自分たちが教壇に立つことで、より内容が頭に入ってきた気がします。

受講後の感想
この講義を受講して、企業の財務分析の基本を身につけることができました。

私はJBCCという全国のMBAが競う大会に仲間と出場しました。その時は、財務分析など、授業で学んだことが本当に役にたちました。財務諸表を苦手意識を持たずに読み込むこと、その中から対象企業の、問題点や強みなどを把握し、事業継続(改善)の目標設定するためのツールとして使うわけです。体系的に学習するこの授業と、シミュレーションではありますが、実践で活用するJBCCの相乗効果で学習を効率良くすすめられたと思っています。この組み合わせはおすすめですよ!

こんな人におすすめ
MBAに来るまでは、会計やファイナンスなど業務で触れることがあまりなく、財務諸表の読み取りなどにも自信がない方におすすめです。基礎から身につけて企業分析の楽しさを知りその後の学習のきっかけになると思います。
 
レポーター紹介
  • 建設関係の会社を経営しています。29歳で起業して現在37歳、現在8年目のまだまだ新米経営者です。
  • 起業から今まで、ただがむしゃらに頑張ってきましたが、会社を一つ上のステージに上げるには、社長である自分のスキルアップが必須と思いRBSに入学しました。
  • 2年間はMBAに限らず徹底的にインプットの年と決めて、修了後はいっきにアウトプットし、より自分の会社を発展させたいとたくらんでいます。


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[ 2015/09/21 09:02 ] 授業紹介 ファイナンスと企業分析 | TB(-) | CM(0)

リーダーシップ論(2015年・春学期)の紹介

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2015年春学期に受講した安部哲也先生の「リーダーシップ論1.2」について紹介します。

講義の狙い
①リーダーシップ理論の変遷(特性、行動、条件適合型)と1970S後半から展開されてきたリーダーシップコンセプト理論(カリスマ型、変革型、EQ型、ファシリテーション型、サーバント型、フロネシス型)を理解する。
②セルフリーダーシップ、チームリーダーシップ、グローバルリーダーシップ、ソーシャルリーダーシップの考え方を統合したワールドクラスリーダーシップを理解する。
③自分自身のリーダーシップ開発プランを策定する。

受講の動機
本屋に行けば成功したもしくは成功している経営者が語った書籍に必ず出会います。その本を読み、理解を深めてその経営者が執ったやり方を模倣して社内展開を図れば経営が順風満帆に行くのではないかという考えの方が私の周囲には多く、不思議な事に彼らの会社の経営状況は良いです。(確かに余計なコストはかからないかもしれないです±笑)

私的には経営者の書籍を読むことや講演を聴く事は知識の集積やフレームワークを理解するには十分な効果を発揮すると思いますが、ただそれをそのまま模倣するのではなく自分らしさや内発的動機を出したミッション、ビジョンを策定して自分自身の言葉で語る事がこれからのリーダーシップに求められるのではなかろうかという考えが正しいか否かを確認したかった事が受講のきっかけになります。

講義の内容及び様子
安部先生からのこの講義を受講する留意点として、①時間厳守②守秘義務③他人を批判しない④講義中において最低1回は発言する事の4点を挙げられました。

講義全体の流れとしては先生が発言されるよりも、学生同士の話し合いや演習及び実習、発表が主体になります。

講義の内容としては、始業後は毎回異なるチームに分かれて、前回の講義を通じて自分の所属する会社や家族等に対して実践した事等を報告します。そして各チームの代表者がそのチームで取り上げられた事を纏めて発表を行います。これを行う事で頭をリラックスさせ緊張感を和らげてくれます。その後は前述した講義の狙いの①、②の説明と意見交換を行います。

①に関してはそれぞれのリーダーシップ理論の説明と具体的な経営者を挙げて頂き、その経営者の評価をチーム及び全員で行いました。これが答えだと明確に定義できないので皆さんが感じた事を発言できますし、たとえ自分がマズイ発言を行ったと感じても先生が上手にフォローしてくれます。

②に関しては、4つのリーダーシップの在り方、モデル、理論を説明して頂き、演習及び実習を行いました。ブラインドウォーク、コーチング、スモールトーク、アイスブレイキング、ペーパーパワー選手権!?ミラーリング体験等を通じて様々な気付き、学びがありました。またゲストスピーカーによる講演も有り、こちらは安部先生と学生から依頼して講演をして頂きました。(春学期は株式会社トーイズの北原照久様(開運!なんでも鑑定団の鑑定士)と株式会社クレディセゾンの林野宏様でした)お2人ともご自分の生い立ちから現在までの自分史曲線を説明して頂き自分らしさのリーダーシップとは何かを熱く語って頂きました。

最後に③ですが、こちらは春学期1、2のレポート試験の課題になりました。こちらに関しては講義を受けていれば徐々に開発プランの精度は上りますし、先生の方からレポートを書く際のアドバイス(MECE,論理と経験談を織り込む、期限を明確に、本の纏めではなく自分の考えを書く等)は都度頂けます。

受講後の感想
この講義を受講して時代及び社会背景、経営環境、所属する企業の組織や文化といった状況及び課題を的確に把握してあるべき姿の企業経営像を懸命に描き、社員との共感や信頼関係の構築を行った上で自分らしさのリーダーシップを執って組織にミッション、ビジョン、バリューを促す様に影響を与えていく事が私に求められるリーダーシップだなと感じました。

こんな人におすすめ
この講義を受講すれば社内において水平展開が図れます。実際に私の会社においては営業マンに安部先生著書の「ワールドクラス・リーダーシップ 同友館 2009年」を教材として上司及び部下や利害関係者との更なる良い信頼関係、コミュニケーション作りの勉強会を定期的に行っています。部下を持たれている方には特に適しているかと思います。
 
レポーター紹介
  • 化学品を取り扱う中堅商社の社長です。(40歳前半)
  • 会社人生折り返しの時点で自分自身の更なるモチベーションアップと正しい知識の習得を求めて立教大学院へ入学しました。
  • ほぼ毎週地元の岡山もしくは他県から池袋へ通っていますが皆様のお蔭で楽しく学んでいますし、大学院で学んだ事を社内に横展開を図る事で共有、共感を高め合い社業発展に日々努力しています。


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[ 2015/09/08 19:09 ] 授業紹介 トップマネジメント | TB(-) | CM(0)

会計学基礎の紹介(2015年度・金曜日6-7時限 春学期1)

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2015
年春学期に受講した濱田眞樹人先生の「会計学基礎」について紹介します。

授業の内容(履修要綱より)

簿記などの予備知識が無い場合,初めて会計を学ぶ場合でも,記帳から財務諸表作成までの基礎知識を理解して,会計用語を身につけることを目標とする。

前半は簿記や財務諸表作成演習を含む会計の基礎を,後半では起業家のための会計実務についても学ぶ。


中譯:

無會計基礎知識,和第一次接觸會計的人,從基本的記帳到如何製成財務報表的基礎知識的理解,會計專門用語的認識為學習目標。

學期的前半記帳和財務報表的製程為主,後半將以為成為創業家所需具備的會計實務為主。


受講の動機

財務諸表を読
事を通じて、企業の収益性・安全性・成長性など、指標の意味を理解したい。その上で、企業経営に必要な意思決定や管理のために、現状を分析し目標を定め、評価できるようになりたいと思い、濱田先生の基礎会計学を取りました。


中譯:

從了解看懂財務報表而去理解企業的收益性、安全性和成長性等等指標到如何活用,進而針對企業經營的意思決定和管理上去做現狀分析、制定目標,並且何以評價一家企業,所以選修了濱田老師的基礎會計學。

 
授業の様子

授業は夜6時半から、先生は仕事で遅れる社会人学生たち配慮し、最初30分くらいは、雑談をしてから授業を始めます。先生は雑談と仰いますが、むしろこの時間が私にとっては、一番面白いと感じていました。その30分の中で先生は、直近の日本経済での出来事を、専門家の視点から詳しく説明してくださいます。本当にいろいろ勉強になりました。

授業は、濱田先生が用意してくださる、プリントをテキストとして進められます。

毎回、始めは前回授業の復習から行われ、授業が終わる前には小テストがあります。テストの内容は当日の授業内容です。つまり小テストを通じて、その日の授業の要点をもう一度復習することができます。


時々、補足資料も配布されました。一番印象的だったのは、第一回目の授業で行われた伊藤レポートについての講義です。日本企業のROEは欧米企業比べて低水準にあり、グローバルな投資家と対話する際の最低ラインとしては8%の水準が必要であるという内容です。日本の企業はもっと資本効率を意識すべきということを学びました。

その時の私
、「ROE」という指標の意味すらも分かりませんでしたが、その内容にはとても刺激を受けました。授業では、いつも先生がとても丁寧に分かりやすく説明してくださいます。初学者であっても全く緊張する必要はありません。

 

中譯:

這堂課從晚上六點半開始,老師因為顧慮到因為工作而會晚到的學生,最一開始的30分鐘大多都是先閒聊然後開始正式邁入課程容。但與其是閒聊,這部分對我而言反而是最有趣的地方,在那30分鐘裡面,老師會對那天或那陣子日本經濟上所發生的事情進行討論,學習到了很多。

課程教材為濱田老師所製作的講義為主。

每回正式邁入課程前都會再做一次複習。下課前都會有小考,考試容都是那天上課的容,也就是透過小考,又可以再做一次複習。

偶爾會有一些補充資料,最有印象的是在第一次上課時拿到的講義-「伊藤報告」,容為批判日本企業的ROE與歐美企業比較起來ROE的水準過低,日本企業在未來上若要得到國際上的投資家的認可,至少要到8%,日本企業需要在提高意識在資本效率的運用。只是那時候的我,連ROE這個指標連是什麼意思都不知道。雖然非常地受到刺激,但老師非常仔細的為我們做了淺顯易懂的明。所以完全不需要感到緊張。


受講後の感想

濱田先生の会計学基礎の授業は、同様の内容で土曜日も開講されていることもあり、金曜日の授業は少人数での受講となりました。

先生はとても親身に対応してくださる方です。毎回の演習ではじっくり、優しく指導して
くださり、私たちの理解度を確認しながら進めてくださいます。

印象に残った学習内容を紹介すると、

  • 複式簿記の記帳方法を習得し、勘定科目と仕訳ルールによって財務諸表を作成できる。
  • 『財務3表』をそれぞれバラバラに理解するのではなく、三つの財務諸表を一体化して、その繋がりを理解する方が大事。
  •  貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を通じて、企業の収益性、安全性、資金調達、企業価値などを業界標準値や同業他社等との比較から分析することによって、客観的な判断ができ。そして複数年の財務分析の指標を比較することで、過去から現在までの状況を把握し、さらに将来的な経営計画を立てる事ができ
  • 株式投資で最低限理解するべき『投資指標』の読み方。株価が帳簿上の純資産と比べて割安か割高なのかを判断するPBR、来期予想利益から株価が割安か割高なのかを判断するPER、出資金が効率的に活用されているのかが分かるROE。この3つの指標の関係はPBRPER×ROEどの指標が最重要なのかということはない1つの指標に重きを置かず、3つの指標のバランスを見ながら投資をすると良い。 

授業全体を通して、数字を読む、数字を感じるという意識が芽生えるため、受講前と受講後では各諸表において、見る数字の場所が変わったと実感しています。

今の私は会社の経営状態を知るために、財務諸表を読みます。濱田先生の授業のおかげで、このような習慣が身につきました。学内では、SPEEDAというウェブサービスを利用できるので、同じ期間での比較や、同業他社比較が簡単にできます。

授業で学んだことと、このサービスの両方を活用すれば、調べたい会社の成長性や収益性や安全性など一目瞭然
です。さらに、上場企業の場合はIRも合わせて参考にして、会社の経営状態と経営成績を詳しく分析し、把握することが大切であることも先生からご教授頂きました。

  

中譯:

濱田老師的會計學基礎在禮拜六同時也開講所以相較之下禮拜五的時候人數較少。

 

老師非常照顧學生每次都會帶著我們很詳細地一起練習題目。在確定我們都理解才會再進行下個部分。

這堂課學到了很多,其中幾點印象較深刻的,比方

  •  學習到了如何複式簿記的記帳方式、了解會計科目和會計規則,並且學會如何製成財務報表。
  • 『財務三表』是不可以分開做觀察的,一定要相互對照,並理解各財務表之間的相關聯性。
  • 透過資負債表、損益表、現金流量表來分析企業的收益性、安全性、資金調度和企業價等等,並比較同業界的標準或同業界其他公司,從這些數字上得到客觀的判斷。並且根據多年來的財務分析指標中,掌握從過去到現在的狀況後,並能策劃公司在將來的經營計畫。
  • 觀察股票投資中最基本的「投資指標」。本益比(PBR)來判斷股票相對便宜或貴,股價淨(PER)從未來預期利益來判斷股票得投資與否,而股東權益報酬率(ROE)來判斷資金是否有效運用。這三個指標的關係為PBR=PER×ROE,不能只單就任一個指標來做判斷,必須要整體上的觀察後才能做出正確的判斷。

 

透過這堂課蒙了「讀數字去感受數字」的意識修這堂課前和之後自己也有感覺到自己對看到數字的感受有了改變。

 

現在的我如果想知道一家公司的經營狀態的話,都會先看財務報表。多虧了修濱田老師的課,現在已經有了這樣的習慣。

學校裡有一個叫SPEEDA的網站可以免費使用,透過SPEEDA可以取得同時間、同業界的其他公司來進行比較,想調的公司的成長性、收益性和安全性等等一目了然;除此之外若是上市企業的話還可以再參考IR(投資人情報),公司的經營狀態和經營成績來進行分析、進而可以掌握。

  

こんな人にオススメ

  •  簿記などの予備知識が無い場合,初めて会計を学ぶ場合
  • 知っておくべき最低限の会計基礎知識を求める人
  • 外国人留学生にも超オススメです。

 

中譯

推薦給這樣的學生:

  • 對會計無預備知識,第一次接觸會計的人
  • 想學習最基本的會計知識的人
  • 特別是外國留學生相當推薦

 

レポーター紹介

  • 謝 イシン (女・20代後半)
  • 現時点はビジネスデザイン研究科の唯一の台湾人なので、これから立教の台湾人留学生を増やすために頑張ります。
  • キラキラのものが大好きので、今も日本のジュエリー会社でインターンをしています。
  • 趣味はお酒とジョギングです。

 

中譯:

  • 謝宜真(女,20後半)
  • 現在為研究所唯一的台灣人,所以正在努力增加台灣留學生!
  • 喜歡閃閃發亮的小物,現在正在日本的珠寶相關企業實習中。
  • 興趣是喝酒和慢跑。

 


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[ 2015/09/07 19:39 ] 授業紹介 会計学 | TB(-) | CM(0)

消費者行動論1の紹介(2015年度:春学期)

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みなさん、こんにちは。

私は、2015年春学期に開講された瀧澤哲夫先生の「消費者行動論1」についてご紹介していきたいと思います。

■受講のきっかけ
私は、大学を卒業後、航空会社に営業職として入社し、その後、定期路線の経営企画業務に携わってきました。皆さんもご存知かと思いますが、今日の航空業界は、規制緩和の波に押され、LCC(格安航空会社)なども含めた新興航空会社が乱立し、年を追うごとに競争が激化してきているのが現状です。そんな中、生き残っていくには、機材(航空機)の合理化を図ったり、人員の配置を見直したりということも重要な要素ですが、それ以上に、顧客から自社を選んでもらえるようマーケティングを考えるということが重要になってきます。そうした時に、顧客はどういった志向のもとで1つの商品/サービスを選ぶのか、体系的に勉強してみたいと感じ、この授業を履修することとしました。

■授業内容/感想
授業は、前半が受講生による発表、後半が瀧澤先生オリジナルの資料を活用したアカデミックな消費者行動の理論/ケースに関する講義という形式になっていました。

【受講生による発表】
受講生による発表に関しては、「消費者としての自分自身を分析する」ということをテーマにプレゼンが行われました。これは、自分自身が現実の社会で消費生活を営むリアルな消費者であるということをポイントとして、自身の消費行動に関して、授業内容なども踏まえながら分析を行い、その分析の過程と研究結果を発表するというものでした。

具体的には、現在(自分自身が)愛用するアイテムやサービスに関して「どのような経緯・体験で、何に影響されて、どのような機能・便益が気に入って、愛用するようになっているのか」詳細に自己分析をするというものです。これについては、「自分自身の行動を分析するのだから簡単だろう!」と捉えていると痛い目を見ますよ(笑) 

個人的には、利用の経緯や、その背景にある体験、影響された事柄に関して思い出すのは容易だったのですが、「何の便益があって愛用しているのか」考えると、コレといった答えが出てきませんでした。そういった時に、授業内で学んだベットマンモデル(消費者の情報処理プロセスに着目した理論)に当てはめてみたところ、意外なことに、すんなりと「これだ!」という答えに辿りつくことができたのです。

これまで、モデルに当てはめるということは、クリエイティブじゃないとして、毛嫌いしてきた私ですが、改めて理論を学ぶということの重要さを感じた気がします。

また、他の受講生発表を聞くというのも学びの連続でした。特に、面白いと思ったのは、各個が異なる志向を持っているにも関わらず、エクストリームユーザーとして見ると、それぞれ共通する点があったということです。

ちなみに、このエクストリームユーザーは、直訳すると「極端な消費者」となりますが、言ってみれば、そのアイテムやサービスを熱狂的に愛し、他へ発信するアドボケーター的な役割を果たす人ということになります。今後、自身が経営する事務所の事業展開に際して、こういった人の取り込みに力を入れてみたいと気付かされるきっかけになりました。

【瀧澤先生による講義】
先生による講義に関しては、消費者の生活行動に関する分析や、消費行動の変化、情報処理のメカニズム、消費者の知識(情報処理能力)、購入意思決定のプロセス、ブランド理論などについて、モデルやケース、先生の実体験なども含めて紹介が行われました。

その中でも私が面白いと感じたのは、インスタントコーヒーの「NESCAFE」が米国市場において受け入れられていくまでのお話です。「NESCAFE」と言えば、今日では手軽にコーヒーが楽しめるとして、世界中で愛好されているインスタントコーヒーブランドですよね。しかし、1950年代に米国で発売された当初は、市場から受け入れられなかったのだそうです。

その理由は… 当時の米国の生活様式にヒントがあるのだとか。1950年代の米国では、食後、WIFEが入れたコーヒーを楽しむという文化がありました。そんな中、「インスタント」という点を誇張しすぎたことで「NESCAFEを購入すること=なまけている主婦」という考えが先行してしまったのです。

そこで、NESCAFEを販売するNestleは、モチベーションリサーチを行い、NESCAFEの販売不調が、上記のような要因によるものだと気付きます。そういったこともあり、Nestleは、「NESCAFEを使って(家族の)団欒を楽しもう!」というスタイルに広報戦略の転換を図っていきました。その結果、今日まで続く爆発的なヒットに至ったという訳です。

ここから学ぶことは「商品の優位箇所=PRポイント」とは必ずしもならないということですね!このことから、「消費者志向と商品の優位性をいかに合致させていくか考える」ことが重要と感じました。この他にも痺れるような話は沢山ありますので、気になるという人は、ぜひ来年度などに同授業を履修してみることをオススメします!!

■こんな人にオススメ
会社経営をしている方、企業で商品開発などを担当されている方、営業職など消費者と直接関わる業務をされている方、広報など企業価値の向上に関する業務に携わる方、消費者としての自分を見直してみたいという方など…

■備考
この「消費者行動論1」は続きの授業として「消費者行動論2」も開講されています。デザイン思考などに関して知識を深めたいという人は、こちらも併せて受講することをオススメします!!

■レポーター紹介
Ryohei.A(男・20代後半)
  • 航空会社にて、航空機チャーターに関する法人営業、定期路線の経営企画業務等を経験。
  • 2014年に独立し、航空機チャーターに関するコンサルティング業務や、航空機を活用したBCP立案業務、エアラインパイロット養成支援業務等を行うコンサルティング事務所を経営。RBSの飛行機屋を自負しています(笑)
  • 幅広い年齢層の人が揃うという点、職務経験豊かな人が多いという点、留学生の比率が高いという点、ホスピタリティビジネスに関する授業が充実している点に魅力を感じ、入学を決意。
  • 現在は、ゼネラリストのスペシャリストを目指し、幅広く授業を履修。「楽しくなければ仕事じゃないし、楽しくなければ人生じゃない」をキャッチコピーに、仕事とRBS生活を満喫中です!!


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