企業法務1の紹介(2014年度・春学期A期間)

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2014年の春学期に受講した「企業法務1」について紹介します。

■講義内容と目的
体系的な講義を基礎として,最近の経済社会で起こった実例について模擬裁判を行う等の方法によって法律を研究しました。具体的な事例を通して実践的な法的思考過程を各自が体験することにより,企業における実務処理がどのような手続,タイムスケジュールで行われるのかを理解することを目的とした講義でした。

■講義の様子
講師の畑敬先生は某大手旅行会社等の顧問弁護士で、会社法や独禁法を中心に企業法務全般を専門分野とし第一線で活躍されている先生です。

開催される日時がRBSの名物教授である亀川雅人先生の講義の裏ということもあり、受講者は少なかったですが、その分非常に濃い内容の講義になったと思います。

講義の流れとして、事前に指示された法律の条項と事例を読み込み、それらを自分なりに理解して講義に臨みます。僕だけかもしれませんが、意外にこの作業が時間と集中力を要し、中途半端な理解では講義についていけなかったと思います。

講義ではまず、その条項の読み方や意味を体系的な講義で紐解きます。受講者がその条項をある程度理解しだしたタイミングで事例を元に模擬裁判を行います。

消費者契約法、 個人情報保護法、ネット取引に関する法律、プロバイダー責任制限法、独占禁止法、景品表示法、商標法、不正競争防止法、男女雇用機会均等法、公益通報者保護法、民事保全法、事業再生に関する法律、民法、商法、以上14種の法律を講義で扱いました。

どれも実社会で社会人として経済活動する上で押さえておくべき法律ですが、、、私、恥ずかしながらどれも新聞やニュースで報道された事件の結末だけで法律の性質を判断しており、意味や内容を深く理解していませんでした。実際に講義を通して法律を勉強すると、自分の浅はかな法理解や勝手な哲学に気づきました。さらに法律は、絶対的に1つだけではなく様々な解釈があることも忘れてはいけないと先生から釘を刺されました。

当講義は弁護士を目指す人の為の講義ではありません。あくまで経済活動を行う上で、「法律を理解する」ということにウェートを置いた、ビジネスマンの為の講義でした。

■レポーター紹介
  • T.A(男・30代前半)東京都出身
  • 某総合商社で営業職を経て、現在は父親の経営する建築設備・建築資材の商社で購買や販売戦略の立案を担当しています。


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[ 2014/10/23 08:27 ] 授業紹介 企業法と税法 | TB(-) | CM(0)