
前回11月29日に続き、2014年度春学期に開講された笠原英一先生の「ビジネスケースメソッド」の授業のpart2を紹介したいと思います。
私からこの授業の紹介は今回にて最後になりますが、また別の機会で登場させて頂きます。
初回は「授業の目標・感想」でしたが、今回は「授業の内容・気づき」にてお送りしたく思います。
■授業の内容経営学にある経営戦略・マーケティング・技術マネジメント・財務・会計・組織などの理論知識は必要であります。
しかし、経営の実践の場では、問題分析し、本質を理解するだけでは不十分であり、経営の問題に対して何らかカタチで解決していくことが求められます。
それをこの授業では、理論知識体系を実際の企業事例を使用して問題分析し、理解し、実践力で問題解決していく授業であります。
まさに授業名であるビジネスケースメソッドの名の通りであります。
具体的には、主に経営コンサルティング会社の戦略立案に使用される分析手法である5Forces、PEST、3C、PPM、STP、SWOT、4Pなど(※左記は一部であり戦略立案上順番がございます。気になる方は立教MBAへ!!) を企業戦略、事業戦略、機能戦略として実践的な課題解決の手法として理解していくのであります。
■気づきこの授業は、これまでの日常での仕事の視野を確実に広げられる授業であると感じました。
それは経営コンサルティング出身の私でも、戦略部門にいる方でも、これから戦略系に行きたい方、そうでない方でも全く同じであるかと思います。
この授業で得た知識と経験は必ず実践で役に立つ!!の一言であります。
MBAは仕事に直結or役に立つのか?
MBAに時間とお金を使用し対価はあるのか?
とMBAに来られない方は少しでも思うのではないかと思います。私も立教のMBAに来る前は不安視していました。
しかし、この授業をはじめにMBAの授業には実践に役に立つ学びは沢山あります。
また、MBAでの学びは共に学ぶ仲間にあります。
この授業で出会えた先輩方、同期、そして先生。この出会いこそ最大の学びであるかと思います。
人から学ぶことが一番であり、この出会いを活かすのが最も大切であるとも気づきました。
授業での出会いに感謝をテーマに、授業終了後に先生が所有するヨットを体験しに、ヨット体験とBBQを受講生徒と楽しみました。


約3ヶ月の授業でしたが一体感があり大変貴重な学びと経験が出来ました。
■レポーター紹介
D.W(ソース顔の男性30代前半、まだ独身…。)
- 経営コンサルティングファームにて新規事業立案、業績向上へのマーケティング構築などを携わり、2011年(30歳)に起業。
- 現在は2名の社員とともに、中小・中堅企業に特化した即時業績向上をテーマとした経営コンサルティングを展開。
- 30歳での起業は1つの夢でした、もう1つの夢は人間力を高めることです。立教大学のMBAを選択したのもその夢を追求していくために入学しました。
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今回は、2014年度春学期に開講された笠原英一先生の「ビジネスケースメソッド」の授業を紹介したいと思います。
この授業の紹介は、2回にてお送りさせて頂きますので楽しみにして下さい。
初回は①授業の目標・感想、次回は②授業の内容・気づきの2部にてお送りしたく思います。
■はじめに「皆様、企業活動における戦略立案をご存知ですか?」
この授業は、企業活動におけるあるべき戦略立案をこれまで戦略部門に携わる方でさえも気づきと学びが多々得られる貴重な授業であります。この学びは実業で必ず活きる!!そんな授業です。
私自身は経営コンサルティング業を主としているので、戦略立案やマーケティングといったことにはある程度の経験と知識はありましたが、この授業では論理的に且つ、実学的に戦略立案を新たな学びとして多々吸収できました。
しつこいですが、もう一度繰り返します。
「皆様、企業活動における戦略立案をご存知ですか?」
■授業の目標(履修要項より)実際に経営の最先端の場で、実際に意思決定しながら成果を追求していかなければならない実務家にとって、本当の意味のある経営エッセンスを体系的に理解し、問題の本質を洞察して、各知識を統合しながら経営を丸ごと仕切ることのできる全体感をもったプロフェッショナルとしてスキル構築を目指す。
■授業の感想レポーターの私はMBA生活が始まったばかりのピカピカの1年生ともあり、MBA生としてあるべき授業での学習スタイルが確立していなく、この授業は8割が先輩である2年生が多くを占めるため、当初は圧倒されていたのが所感でありました。
なぜなら、授業は先生からの質問が多く質疑応答の繰り返しがかなり多いため、全く集中を切らせる事は出来ません。また、挙手により自発的な解答もしなければ授業に参加している感も薄れます。まさに米国における授業スタイルです。
約3時間の授業は、講義1.5hとグループワーク1.5hとなっております。
グループワークでは、事前に読み込まなければならないケースを基に意見討議し、グループ毎に発表します。当日の講義に沿った発表内容を求められるため各グループの討議レベルや発表レベルはかなりの高さであります。
授業は頭に詰め込むのは当たり前の事でありますが、如何にしてアウトプットするかが重要であり、この授業では3時間にて全てを体現出来るのでありますから気づきと学びが多いはずです。
まさに学びとは、アウトプットしてこそ理解する!!を体感できる授業でありました。
次回では、授業の内容・気づきをお送りしたく思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
■レポーター紹介D.W(ソース顔の男性30代前半)
- 経営コンサルティングファームにて新規事業立案、業績向上へのマーケティング構築などを携わり、2011年(30歳)に起業。
- 現在は2名の社員とともに、中小・中堅企業に特化した即時業績向上をテーマとした経営コンサルティングを展開。
- 30歳での起業は1つの夢でした、もう1つの夢は人間力を高めることです。立教大学のMBAを選択したのもその夢を追求していくために入学しました。
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春学期にあったケース・ディスカッション1・2について紹介します。
■授業内容と目的ハーバード大やスタンフォード大など名立たるビジネススクールにおいて行われている“ケースメソッド”というMBAの独特な授業があります。無論、ここ立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(RBS)にもケース・ディスカッションという授業科目で存在しています。
この科目は、実在の企業を題材としてケースで描かれている情報を基に、企業の現状把握、現状分析を行い、履修生全員によるディスカッションを通して経営学の知識や応用力、実践力を高めることを狙いとしています。
■授業の様子1回の授業では2本のケースを用いてディスカッションします。1つ目はハーバード大やバブソン大において使用された米国企業のもので、2つ目は国内企業を中心に過去のRBS履修生が執筆したケースです。評価はレポートや筆記試験ではなく、授業毎の発言内容によって評価されるという他の授業とは異なった形式で、毎回の授業が試験と言ってもよいでしょう。したがってケースは事前に読み込まねばならず、発言するポイントもあらかじめ用意する必要があります。ただ、授業の流れによっては想定外の展開になる場合もあり、冷や汗をかく場面は何度もありましたが…
授業は月曜日に行われていましたので、前日の日曜日に準備することが出来ました。他のMBA大学院でも言えることですが、履修期間は本当の休みというものはありません。このように休日にはレポートや授業の準備が欠かせないのです。
筆者のように、根が勉強嫌いの者にはこのような強制力が必要かもしれません。おかげで入学前と比べて文量や財務諸表についての抵抗が無くなってしまいました。これはMBA生になったメリットだと思っています。
この授業を履修してもうひとつメリットがあります。それはケースに書かれている企業の内情を垣間見られることです。無論、全てではありませんが会社の転換期における経営者の苦悩、喜びがほんの少しだけ実感することが出来ます。これは筆者のように1つの会社人生しか歩んで来なかった者にとっては非常に新鮮な経験でした。
また、不思議なもので授業が終わった頃になると、取り扱われたケース企業に親近感を持ち、以降の動向が気になってしまう事も独特な経験かもしれません。この体験は慶応ビジネススクール(KBS)に通う知人も同じ事を言っていました。
筆者はこの貴重な体験を継続したいと考え、秋学期はケース・ライティングという、ケース本体の執筆する側の授業を履修します。そして今度はRBSの授業で取り扱われるケースを残す使命のもと、更なる“冷や汗をかく”覚悟で取り組んでいきます!
機会があれば、この授業についてもブログでアップしたいと思っています。
■レポーター紹介
・阿部正樹(男・40代前半)北海道江別市出身
・某家庭紙メーカーに勤め、18年間営業や営業企画を経験
・ビジネスにおけるスキルの限界を感じ、2014年4月に立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の門を叩く。国籍、業界、年齢を超えた出会いに毎日を感激の日々で過ごす。
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