みなさま、あけましておめでとうございます。
すっかり更新が滞っており、申し訳ございません。
2022年の4月に入学した学生による4月入学からの学生生活の振り返りを書いていきたいと思います。
この記事を読んで一人でも多くの方が立教大学大学院ビジネスデザイン研究科への入学を検討していただけますと幸いです。
出願受付期間は2023 年1月 13 日(金)~1月 17 日(火) です! まだ間に合います!
4月2日(土) 入学式
社会人が多い大学院なので例年土曜日に開催されております。同日にガイダンスがあり、履修登録や学生生活の注意事項などの説明が先生方からありました。立教学院の特色としては、入学式にチャプレン(教会・寺院に属さずに施設や組織で働く聖職者)のお話や聖歌隊の合唱がありました。また、池袋キャンパスにある「立教学院諸聖徒礼拝堂」での礼拝もありました。
4月11日(月) 春学期 授業開始
履修登録をして、授業開始となります。大学院も学部とそのシステムは変わりません。ビジネスデザイン研究科の特徴の一つとして、開講されている授業数が他のビジネススクールより多く、履修選択にみなさん頭を悩ませておりました。学校で公式に開催される先生方への履修相談の機会や、非公式に開催される先輩方との履修相談の機会を有効に活用して授業選択を真剣にされている方が多い印象でした。
また、必修の授業として「ビジネスシミュレーション」が春学期に開講されました。この授業は千葉県・大多喜町の実在するケースから新規事業を創造するという授業です。授業の最後に実際のステークホルダーにプレゼンをして、その優勝チームが大多喜町でのプレゼンを実施しました。
8月1日(月)~9月17日(土) 夏季休業期間
大学生と同じく大学院生の夏休みはとても長いですが、残念ながら多くの人が仕事があり、完全なオフとはならなかった人が多かったです。この機会に家族サービスに励んだり、授業期間中はなかなか行けない長期の旅行を楽しんだ人もいたようです。ちなみに大学院生なので、JRの学割(2割引)も使用できます。これを利用して遠距離の旅行に行かれた方もいたようです。
9月2日(金) 春学期成績発表
こちらも大学生と同じくオンライン上のシステムで閲覧します。思ったより簡単だったという声とそんなはずでは・・・!という声があったとかなかったとか・・・。
9月20日(火) 秋学期・秋学期1授業開始
履修登録もみなさん慣れてきており、すっかり大学院生になった感じというところでしょうか。
なお、ビジネスデザイン研究科の授業時間は、平日は18:30〜21:55(G5・6限)、土曜日は8:50〜12:25(1・2限)、13:25〜17:00(3・4限)が基本のパターンとなります。特に平日はみなさんそれぞれの事情を調整しながら授業に参加されておりました。オンラインの授業が多かったですが、授業によっては対面の授業、対面とオンラインのハイブリッド授業がありました。
池袋キャンパスはクリスマスツリーが有名で、2022年は11月25日からイルミネーションが点灯し、学内外多くの人が写真撮影をしており、池袋の観光名所となっておりました。
また、サッカーWカップの日本代表の活躍が話題となりましたが、カタールで応援しながら、オンラインで授業を受けていた猛者もいらっしゃいました。カタールと日本の時差は6時間だそうです・・・。すごい!
12月24日(土)~1月5日(木) 冬季休業期間
立教学院は55年ぶりに箱根駅伝に出場したことが話題になっておりました。応援に行かれた方もいらっしゃいました。関東の大学出身の方は学部時代の母校と立教大学の両方の応援ができた方もいたようです。
ここまで、学年歴をもとに1年間を振り返ってきました。このほかにも公式・非公式問わずさまざまなイベントがありましたが、それはまたの機会に。
ブログ担当:H・I
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2022年2月5日(土)に
立教大学大学院独立研究科第2回勉強会&交流会を開催しました。
当日は21世紀社会デザイン研究科、人工知能科学研究科及びビジネスデザイン研究科の50名以上の現役学生が参加しました。
第1部は21世紀社会デザイン研究科セッションとして細川淳先生にご登壇頂きました。
「コーオウンドビジネスについて」というテーマで、全てのステークホルダーにとって幸せなビジネスとは?という視点から、具体的な企業事例を交えてお話をいただきました。
第2部の交流会では、 この日の講演テーマであった「しあわせなビジネスとは?」というテーマに関する「しあわせとは」、「しあわせな仕事とは」というテーマでのディスカッションを行いました。
また、M1生は来年度自研究科以外の授業選択に向けた、互いの研究科の(あくまで各自の主観的な)おススメ講義などの話をグループセッション内で行いました。
交流会後のアンケートでは、非常に多くの学生から高い満足度の評価を得られ、多くの学生から今後も交流会の参加を希望というお声をいただけました。
立教大学大学院独立研究科では
2022年度も年4回程の交流会の開催を予定しております。
1.なぜMBAに進学しようと思ったのか学びの消化不良を解消したいと思ったからです
私は高校卒業後、とある大学の観光学専攻を入学しましたが、のちに家庭の事情で退学しました。
家庭が落ち着いた頃、「やっぱり大学で専門的なことを学びたい」と思った私は、他大学の経済学部へ入学しました。
経済学を選んだ理由としては定量的に物事をみる学問であり、人と人が繋がって生まれる学問を学びたいというのが思いでした。
そして、新型コロナウィルス流行下の大学4回生の時、「学び足りないな」と消化不良な気持ちを持ち続けていました。
大学院への進学のきっかけとなったのは、ある外国企業の役員の方とお話しした際の言葉です。
「次の学び機会は何を考えていますか? 修士号(Master)を取りたいとは思わないですか?」寝耳に水でした。
新卒社員は、大学で学んだものは別として、その企業が新入社員に求める専門性に特化して受身の姿勢で学んでいくものだと勝手に思っていました。
しかし、この役員の方の言葉は当時の私に対して、「次」に自分が能動的に学ぶ姿勢を「今」どう考えているのかを具体的に問うてきたのです。
「今」、学びの「消化不良」を起こしている私に「修士号(Master)」を取ることが特効薬ではないかと考え、親や指導教授、前述の役員の方の勧めもあり、大学院への進学を決意しました。
2.立教大学ビジネススクール(RBS)に入学した理由RBSを選んだ理由は3つあります。
① 経済学に加えて経営学、観光学を学べること。
② ゼネラリストのスペシャリストの育成目指していること
③ 実務家教員の多さ
私の消化不良の原因の一つである、途中で頓挫してしまった「観光学」、そしてこれまで学んだ経済学や会計学をさらに伸ばすことができるカリキュラムに惹かれました。
また、経営学と観光学は社会科学や数学、統計学、人文科学など様々な学問の専門性を集合した学問です。
就業経験がない私にとって、将来的に「勤め先の経営や業界は大丈夫なのか」と思う視点と「働く上で必要な理論的に基づいた専門性」の視点の両方を持った教員から学ぶことが将来につながるのではないかと思い、進学しました。
3.大学院入試対策について私が一般入試でRBS受験した際は、エッセイ課題と面接の二つでした。
提出するエッセイは志望理由と選択式の設問の二つです。(設問は入試要項に掲載されています。)
設問を自分の大学での専攻を踏まえた上で、研究したいことに近いもの選択し、学部の指導教授に何度も添削してもらいました。
また、面接対策は指導教授とは別の大学教員にお願いし、私のことをよく知らない視点から面接の練習をしてもらいました。(どの先生もお願いしたら、快く引き受けて下さったのでありがたかったです。)
4.入学後の生活(Total Life Balance)私は春学期30単位・秋学期26単位履修しました。
興味深い内容の授業が多いので、欲張ってしまいました。
(研究科内でも多い方だと思います。)
当初は授業に合わせて、大量のインプットの量が必要でした。
企業側の視点、子どもを持つ親の視点、研究者としての視点など当事者毎に視点や考え方、資料が異なるため、その収集と整理に時間をかけました。
学部卒私は予習や復習、情報収集を平日の日中に開講しているに充てることができました。その結果、秋学期は次第に要領よくできるようになりました。
オンラインが中心の授業の中、私は人の繋がりを作りたく、研究会に参加しています。
社会人の同期や先輩の方からは大きな学びになります。
特にホスピタリティ研究会が主催する講演会は、毎回様々なジャンルの講師の方に講演していただけるので、非常に参考になります。
また、院生のみが入室できる、「院生室」は常に人がいるので、他の院生に不明な点に関して教えてもらったり、逆に既に教えたりと互いの学びの場になります。

(写真:夏のJBCC追い込み時期の院生室)
ストレートマスターについてストレートマスターは学部を卒業し、正社員の就業経験を経ずに大学院に進学した者の(RBS内での)通称です。
RBSのストレートマスターは経済学部・経営学部卒だけでなく、法学部や理工学部、福祉学部など様々な学部の出身者がいます。
「ビジネススクールは社会経験を積んでからの方がいいのではないか」と考える方が多いと思います。
しかし、「ストレートマスターだからこそ」良いことも多いです。
前述のように、日中を勉強や研究に充てられることや、実務に従事している人の前で奥の失敗を多くでき、意見をいただけます。(日々、反省です)
自分の親世代の方から、20代後半から30代のお兄さん、お姉さん方の意見や視点は、特に刺激的です。
また、講師や先生方のストレートマスターへの理解もあります。
今どきの若者としての意見など、授業内のディスカッションでよく求められます。
(一学生の1人としてみていただけます。とはいえ、「学部卒だからしょうがない」という甘さは全く無いです。)
自分の視点が驚かれ、さらに発言を促されるので、話しやすいです。
最近は就活状況について、よく人材系や人事職の方によく聞かれます。逆に相談したりもできるのでありがたいです。
ストレートマスターの同期では、日中は長期インターンを行っている者もいます。
アルバイトや就職活動との両立も可能ですので、是非、大学に通われている方でRBSにご興味がございましたら、大変おすすめします!
おすすめの授業【キャリアデザイン(山崎京子特任教授)】
キャリア心理学の理論を実際に自分の人生、キャリアへ落とし込むことで、何を考えていたのか、または何が変化するターニングポイントだったのか、他者から見るとどのような自分に見えるのか、徹底的な自己の振り返りにつながりました。
先生自身も多彩なバックグラウンドを持っていらっしゃるので、参考になりました。
【観光経営研究(西村剛特任教授)】
観光学と経営学を合わせた、「観光経営学」一つとして捉え、昨今のコロナに関する状況のデータ解説やこれまでの成功と失敗の経緯をアカデミックに学びます。
MBAで学ぶマーケティングや財務会計がどのように交通産業や旅行産業、地域産業に関わっているのか、先生の実務の経験を交えながら講義していただけるので、非常に参考になりました。
私は、RBSに進学したことによかったと、自信を持ってお答えします。
私は大学で建築を学び、卒業後は建築設計、土木設計、建設工事監理などを行ってきました。現在でも現役の施設エンジニアです。
なぜMBAに行こうと思ったのか?私のTO DOリストの中に「大学院進学」と10年以上前から書いてありましたが、なかなか思い切った踏ん切りがつかずその実現を先延ばしにしてきました。
しかし、2020年初頭からの世界的なパンデミックによりVUCAな時代がさらにVUCAになるのではと感じ取り、周りの状況は変わろうとも自分の中に核となる考え方を持つべく大学院進学の決意をしました。
工学系の仕事に従事している人には社会人大学院進学といえばMBAかMOTかの選択があると思います。
私は出願ギリギリまでMBAかMOTかを迷いましたが、MBAの方が実社会での汎用性は高いと判断し、MBAを選びました。
なぜ立教RBSを選んだのか?都内のMBAをHP等で比較検討したところ、立教RBSが一番相性に合っているように感じたのが最大の理由です(この「相性が合うかどうか」が一番大事かもしれません)。
RBSのパンフレットには「ジェネラリストのスペシャリストを養成する」と書いてあり、私は特定の分野よりもMBAの幅広くいろいろな科目を勉強したかったことが第2の理由です。
私の実務経験は施設エンジニア一本のみであり、ファイナンスや会計等の実務経験がなかったため、これらの科目も選択科目として学べるのが魅力的でした。
すっかりRBSが気に入り、RBS以外は考えられなかったので、出願はRBSのみにしました。
実際にRBSに入学してみてファイナンスや会計などの予備知識がほぼゼロだったので入学前は授業についていけるかどうか、無事に単位が取得できるかどうか、それが一番の不安でした。
しかし、それは杞憂でした。
今までのキャリアの中で財務系の知識がなくても真面目に授業に出席して、課題やプレゼンをこなせば、授業にはついていけますので、もし同じような不安をお持ちの方は安心していいと思います。
財務系の他にもRBSは魅力的な選択科目を提供しています(例えばホテルや農業関係の科目もあります)。
履修登録の時は「どれを取るか」よりも、履修したい科目ばかりなので「どれを取らないか」を決めるのが悩みの種でした。
RBSの強みは社会人だけでなく、大学卒業後直接RBSに入学する学生や留学生の存在にも、よるところが大きいです。
特に留学生からは日本では考えられないような話を聞く機会があり、驚きと同時に他の国の考え方を知ることができて国際的な視野が広がります。
私は大学受験の時は工学系の学部でしたので、工学系の学部を持たない立教については池袋にキャンパスがあるとか、司会者の徳光さん、古舘さんが卒業生であるぐらいしか知りませんでした。
実際に初めてキャンパスを訪れたのは入学式前に学生証を受け取りに行く時で、そのキャンパスの美しさを見て、ますます立教大学が好きになりました。
おそらく欧米のリベラルアーツカレッジはこのような雰囲気のキャンパスなんだろうな、と思いました(行ったことはありませんが)。
現在は入構が規制されていて、なかなか一般の人がキャンパス内に立ち入ることは難しいですが、キャンパス前の「立教通り」からでもキャンパスの雰囲気は感じ取れると思います。
おすすめの授業テクノロジーマネジメント
この授業はテクノロジーと冠しているので工学系かと想像してしまいますが、実際は世間で展開しているニュースレベルの話題を中心に展開していくので、どの業界の方でも楽しめると思います。
ちなみに、この授業の目標は、物事を見るときは今までの既成概念よりも視座・視点を変えて見るということなので、様々な可能性から社会現象を考察する訓練にもなります。
最後に私学のMBAを志望される方は、その大学の建学の精神や創設者の人生や考え方について調べておくことをお勧めします。
各大学のHPで公開されていると思いますのでチェックしてみてください。
キャンパス内にチャペルのある立教大学はキリスト教の宣教師が設立した大学です。
アメリカから派遣されたウィリアムズ主教が私財を投入して東京の築地で開学したのが、立教大学の始まりです。
その創設者ウィリアムズ主教が残した言葉の中で私が好きなのは「道を教えて己を教えず」という一句があります。
この記事を読んで皆様が立教RBSの受験・入学のきっかけになれば筆者はうれしい限りです。
ビジネスデザイン研究科主催で、オンライン懇親会を開催しました。
2年生の方々が卒業間近ということもあり、1、2年あわせての交流会として約30名の方々にお集まりいただきました。
また今回はそれぞれ、2年生のメンバーは修了研究発表会、1年生のメンバーはゼミ選択がせまっているというようなタイミングでしたので、それらに関しての情報交換もあわせて行いました。
懇親会は、3~4名のブレイクアウトセッションにそれぞれ入室して会話するという形式で、途中に休憩をはさみながら計5回、セッションをおこないました。
そこでの話の内容としては「各ゼミの情報」「修了研究の内容について」「おすすめの授業」「課題と生活を両立するコツ」などが上がり、その他にも多くの話題を各部屋フランクに楽しんでいました。
また、終了時にはメンバーからチャットで感想を送っていただけました。
「参加してよかった」「非常に参考になった」「有意義な2時間でした」「皆さんとお話できてよかった」などのお声をいただき、私たちイベント運営メンバーも歓喜いたしました。

懇親会終了時に撮影した一枚
主催:ビジネスデザイン研究科
運営企画:ビジネスデザイン研究会(浦井、福田、加藤、松下、田村)