2022年2月5日(土)に 立教大学大学院独立研究科第2回勉強会&交流会を開催しました。 当日は21世紀社会デザイン研究科、人工知能科学研究科及びビジネスデザイン研究科の50名以上の現役学生が参加しました。 第1部は21世紀社会デザイン研究科セッションとして細川淳先生にご登壇頂きました。 「コーオウンドビジネスについて」というテーマで、全てのステークホルダーにとって幸せなビジネスとは?という視点から、具体的な企業事例を交えてお話をいただきました。 第2部の交流会では、 この日の講演テーマであった「しあわせなビジネスとは?」というテーマに関する「しあわせとは」、「しあわせな仕事とは」というテーマでのディスカッションを行いました。 また、M1生は来年度自研究科以外の授業選択に向けた、互いの研究科の(あくまで各自の主観的な)おススメ講義などの話をグループセッション内で行いました。 交流会後のアンケートでは、非常に多くの学生から高い満足度の評価を得られ、多くの学生から今後も交流会の参加を希望というお声をいただけました。 立教大学大学院独立研究科では 2022年度も年4回程の交流会の開催を予定しております。
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1.なぜMBAに進学しようと思ったのか学びの消化不良を解消したいと思ったからです 私は高校卒業後、とある大学の観光学専攻を入学しましたが、のちに家庭の事情で退学しました。 家庭が落ち着いた頃、「やっぱり大学で専門的なことを学びたい」と思った私は、他大学の経済学部へ入学しました。 経済学を選んだ理由としては定量的に物事をみる学問であり、人と人が繋がって生まれる学問を学びたいというのが思いでした。 そして、新型コロナウィルス流行下の大学4回生の時、「学び足りないな」と消化不良な気持ちを持ち続けていました。 大学院への進学のきっかけとなったのは、ある外国企業の役員の方とお話しした際の言葉です。 「次の学び機会は何を考えていますか? 修士号(Master)を取りたいとは思わないですか?」寝耳に水でした。 新卒社員は、大学で学んだものは別として、その企業が新入社員に求める専門性に特化して受身の姿勢で学んでいくものだと勝手に思っていました。 しかし、この役員の方の言葉は当時の私に対して、「次」に自分が能動的に学ぶ姿勢を「今」どう考えているのかを具体的に問うてきたのです。 「今」、学びの「消化不良」を起こしている私に「修士号(Master)」を取ることが特効薬ではないかと考え、親や指導教授、前述の役員の方の勧めもあり、大学院への進学を決意しました。 2.立教大学ビジネススクール(RBS)に入学した理由RBSを選んだ理由は3つあります。 ① 経済学に加えて経営学、観光学を学べること。 ② ゼネラリストのスペシャリストの育成目指していること ③ 実務家教員の多さ 私の消化不良の原因の一つである、途中で頓挫してしまった「観光学」、そしてこれまで学んだ経済学や会計学をさらに伸ばすことができるカリキュラムに惹かれました。 また、経営学と観光学は社会科学や数学、統計学、人文科学など様々な学問の専門性を集合した学問です。 就業経験がない私にとって、将来的に「勤め先の経営や業界は大丈夫なのか」と思う視点と「働く上で必要な理論的に基づいた専門性」の視点の両方を持った教員から学ぶことが将来につながるのではないかと思い、進学しました。 3.大学院入試対策について私が一般入試でRBS受験した際は、エッセイ課題と面接の二つでした。 提出するエッセイは志望理由と選択式の設問の二つです。(設問は入試要項に掲載されています。) 設問を自分の大学での専攻を踏まえた上で、研究したいことに近いもの選択し、学部の指導教授に何度も添削してもらいました。 また、面接対策は指導教授とは別の大学教員にお願いし、私のことをよく知らない視点から面接の練習をしてもらいました。(どの先生もお願いしたら、快く引き受けて下さったのでありがたかったです。) 4.入学後の生活(Total Life Balance)私は春学期30単位・秋学期26単位履修しました。 興味深い内容の授業が多いので、欲張ってしまいました。 (研究科内でも多い方だと思います。) 当初は授業に合わせて、大量のインプットの量が必要でした。 企業側の視点、子どもを持つ親の視点、研究者としての視点など当事者毎に視点や考え方、資料が異なるため、その収集と整理に時間をかけました。 学部卒私は予習や復習、情報収集を平日の日中に開講しているに充てることができました。その結果、秋学期は次第に要領よくできるようになりました。 オンラインが中心の授業の中、私は人の繋がりを作りたく、研究会に参加しています。 社会人の同期や先輩の方からは大きな学びになります。 特にホスピタリティ研究会が主催する講演会は、毎回様々なジャンルの講師の方に講演していただけるので、非常に参考になります。 また、院生のみが入室できる、「院生室」は常に人がいるので、他の院生に不明な点に関して教えてもらったり、逆に既に教えたりと互いの学びの場になります。  (写真:夏のJBCC追い込み時期の院生室) ストレートマスターについてストレートマスターは学部を卒業し、正社員の就業経験を経ずに大学院に進学した者の(RBS内での)通称です。 RBSのストレートマスターは経済学部・経営学部卒だけでなく、法学部や理工学部、福祉学部など様々な学部の出身者がいます。 「ビジネススクールは社会経験を積んでからの方がいいのではないか」と考える方が多いと思います。 しかし、「ストレートマスターだからこそ」良いことも多いです。 前述のように、日中を勉強や研究に充てられることや、実務に従事している人の前で奥の失敗を多くでき、意見をいただけます。(日々、反省です) 自分の親世代の方から、20代後半から30代のお兄さん、お姉さん方の意見や視点は、特に刺激的です。 また、講師や先生方のストレートマスターへの理解もあります。 今どきの若者としての意見など、授業内のディスカッションでよく求められます。 (一学生の1人としてみていただけます。とはいえ、「学部卒だからしょうがない」という甘さは全く無いです。) 自分の視点が驚かれ、さらに発言を促されるので、話しやすいです。 最近は就活状況について、よく人材系や人事職の方によく聞かれます。逆に相談したりもできるのでありがたいです。 ストレートマスターの同期では、日中は長期インターンを行っている者もいます。 アルバイトや就職活動との両立も可能ですので、是非、大学に通われている方でRBSにご興味がございましたら、大変おすすめします! おすすめの授業【キャリアデザイン(山崎京子特任教授)】 キャリア心理学の理論を実際に自分の人生、キャリアへ落とし込むことで、何を考えていたのか、または何が変化するターニングポイントだったのか、他者から見るとどのような自分に見えるのか、徹底的な自己の振り返りにつながりました。 先生自身も多彩なバックグラウンドを持っていらっしゃるので、参考になりました。 【観光経営研究(西村剛特任教授)】 観光学と経営学を合わせた、「観光経営学」一つとして捉え、昨今のコロナに関する状況のデータ解説やこれまでの成功と失敗の経緯をアカデミックに学びます。 MBAで学ぶマーケティングや財務会計がどのように交通産業や旅行産業、地域産業に関わっているのか、先生の実務の経験を交えながら講義していただけるので、非常に参考になりました。 私は、RBSに進学したことによかったと、自信を持ってお答えします。
私は大学で建築を学び、卒業後は建築設計、土木設計、建設工事監理などを行ってきました。現在でも現役の施設エンジニアです。 なぜMBAに行こうと思ったのか?私のTO DOリストの中に「大学院進学」と10年以上前から書いてありましたが、なかなか思い切った踏ん切りがつかずその実現を先延ばしにしてきました。 しかし、2020年初頭からの世界的なパンデミックによりVUCAな時代がさらにVUCAになるのではと感じ取り、周りの状況は変わろうとも自分の中に核となる考え方を持つべく大学院進学の決意をしました。 工学系の仕事に従事している人には社会人大学院進学といえばMBAかMOTかの選択があると思います。 私は出願ギリギリまでMBAかMOTかを迷いましたが、MBAの方が実社会での汎用性は高いと判断し、MBAを選びました。 なぜ立教RBSを選んだのか?都内のMBAをHP等で比較検討したところ、立教RBSが一番相性に合っているように感じたのが最大の理由です(この「相性が合うかどうか」が一番大事かもしれません)。 RBSのパンフレットには「ジェネラリストのスペシャリストを養成する」と書いてあり、私は特定の分野よりもMBAの幅広くいろいろな科目を勉強したかったことが第2の理由です。 私の実務経験は施設エンジニア一本のみであり、ファイナンスや会計等の実務経験がなかったため、これらの科目も選択科目として学べるのが魅力的でした。 すっかりRBSが気に入り、RBS以外は考えられなかったので、出願はRBSのみにしました。 実際にRBSに入学してみてファイナンスや会計などの予備知識がほぼゼロだったので入学前は授業についていけるかどうか、無事に単位が取得できるかどうか、それが一番の不安でした。 しかし、それは杞憂でした。 今までのキャリアの中で財務系の知識がなくても真面目に授業に出席して、課題やプレゼンをこなせば、授業にはついていけますので、もし同じような不安をお持ちの方は安心していいと思います。 財務系の他にもRBSは魅力的な選択科目を提供しています(例えばホテルや農業関係の科目もあります)。 履修登録の時は「どれを取るか」よりも、履修したい科目ばかりなので「どれを取らないか」を決めるのが悩みの種でした。 RBSの強みは社会人だけでなく、大学卒業後直接RBSに入学する学生や留学生の存在にも、よるところが大きいです。 特に留学生からは日本では考えられないような話を聞く機会があり、驚きと同時に他の国の考え方を知ることができて国際的な視野が広がります。 私は大学受験の時は工学系の学部でしたので、工学系の学部を持たない立教については池袋にキャンパスがあるとか、司会者の徳光さん、古舘さんが卒業生であるぐらいしか知りませんでした。 実際に初めてキャンパスを訪れたのは入学式前に学生証を受け取りに行く時で、そのキャンパスの美しさを見て、ますます立教大学が好きになりました。 おそらく欧米のリベラルアーツカレッジはこのような雰囲気のキャンパスなんだろうな、と思いました(行ったことはありませんが)。 現在は入構が規制されていて、なかなか一般の人がキャンパス内に立ち入ることは難しいですが、キャンパス前の「立教通り」からでもキャンパスの雰囲気は感じ取れると思います。 おすすめの授業テクノロジーマネジメント この授業はテクノロジーと冠しているので工学系かと想像してしまいますが、実際は世間で展開しているニュースレベルの話題を中心に展開していくので、どの業界の方でも楽しめると思います。 ちなみに、この授業の目標は、物事を見るときは今までの既成概念よりも視座・視点を変えて見るということなので、様々な可能性から社会現象を考察する訓練にもなります。 最後に私学のMBAを志望される方は、その大学の建学の精神や創設者の人生や考え方について調べておくことをお勧めします。 各大学のHPで公開されていると思いますのでチェックしてみてください。 キャンパス内にチャペルのある立教大学はキリスト教の宣教師が設立した大学です。 アメリカから派遣されたウィリアムズ主教が私財を投入して東京の築地で開学したのが、立教大学の始まりです。 その創設者ウィリアムズ主教が残した言葉の中で私が好きなのは「道を教えて己を教えず」という一句があります。 この記事を読んで皆様が立教RBSの受験・入学のきっかけになれば筆者はうれしい限りです。
ビジネスデザイン研究科主催で、オンライン懇親会を開催しました。 2年生の方々が卒業間近ということもあり、1、2年あわせての交流会として約30名の方々にお集まりいただきました。 また今回はそれぞれ、2年生のメンバーは修了研究発表会、1年生のメンバーはゼミ選択がせまっているというようなタイミングでしたので、それらに関しての情報交換もあわせて行いました。 懇親会は、3~4名のブレイクアウトセッションにそれぞれ入室して会話するという形式で、途中に休憩をはさみながら計5回、セッションをおこないました。 そこでの話の内容としては「各ゼミの情報」「修了研究の内容について」「おすすめの授業」「課題と生活を両立するコツ」などが上がり、その他にも多くの話題を各部屋フランクに楽しんでいました。 また、終了時にはメンバーからチャットで感想を送っていただけました。 「参加してよかった」「非常に参考になった」「有意義な2時間でした」「皆さんとお話できてよかった」などのお声をいただき、私たちイベント運営メンバーも歓喜いたしました。  懇親会終了時に撮影した一枚 主催:ビジネスデザイン研究科 運営企画:ビジネスデザイン研究会(浦井、福田、加藤、松下、田村)
1 立教大学ビジネススクール(RBS)に入学した理由社会人になって約20年、40代でビジネススクールに通いたいと思ったのは、マネジメントとして海外駐在を経験した際に、実務の中で経営を学ぶ必要性を実感したことがきっかけです。 海外での仕事も多く、これまでなかなか大学院に通う機会がありませんでしたが、仕事もリモートワークが中心となり、挑戦するなら今しかないと思い、自宅から通学しやすく、ゼネラリスト&ビジネスクリエーター輩出を推進しているRBSを受験しました。 RBSの特徴として、先生方との距離が近いこと、またゼネラリスト輩出という言葉どおり多種多様な授業を選択できることが挙げられます。 授業について平日は18時30分から、土曜日は午前、午後でそれぞれ任意の授業が選択でき、社会人でも通学がしやすいと感じます。 ほとんどの授業は200分×7回で2単位となります。春1学期と春2学期、秋1学期と秋2学期のように7回×2=計14回で連続して受講する授業もあります。 私達20期生は、withコロナの中で授業が始まりましたが、オンラインまたはハイブリッド授業(オンライン授業+教室での対面授業)が多いものの、ほとんどの授業でグループセッションもあり、また、学生による課外活動(ビジネスデザイン研究会、ホスピタリティ研究会、JBCC研究会、Bizcomなど)も盛んで、縦×横のつながりもできます。 学年あたり約90名と仲間が多いのも、RBSの良いところだと思います。 今年度から、人工知能科学研究科や21世紀社会デザイン研究科と合同での勉強会&交流会が不定期で開催されたり、ビジネスデザイン立教会(OB/OG会)とのつながりもあり、幅広い人たちと交流できるのもRBSの魅力だと思います。 MBAの魅力の1つが人脈を広げることですが、立教は自由な校風で、自身が望めば沢山の先生方や先輩方、仲間とどんどんつながることができます。 2 入学後の生活(Total Life Balance)学部時代から20年以上経っての大学院で、入学前は仕事との両立も含めて不安も多かったのですが、大学院生生活は日々楽しく、RBSに通って本当に良かったと心から思います。 授業は勿論のこと、事前課題やレポート課題等もあって大変ですが、それを上回る大きな喜びがあります。 RBSは必須授業を含め、最低40単位を2年間で取得する必要がありますが、私は1年次の前期(春1学期及び春2学期)で26単位、後期(秋1学期及び秋2学期)で20単位分の授業をとりました。 多くのRBS生は1年次で卒業に必要なほとんどの単位を取得し、2年次では修了研究(ゼミ)と修士論文を残すだけという人が少なくありませんが、私を含め殆どの人が2年次でも多くの授業を受講します。 それはやはり、RBSで学ぶことの喜びや楽しさを感じ、また自身の成長も実感できるため、もっと勉強したいという気持ちになるからだと思います。 経営系の学部でなかった方々も、経営学基礎の授業をはじめ、基礎から学べる環境があるのも非常に大きいと思います。 このRBSでの2年間の学びを通して、より多くのチャレンジをし、思いっきり大学院生活を楽しみたいと考えています。 3 おすすめの授業①経営学基礎 春1学期及び春2学期の授業で、幅広く経営学で必要な知識を学ぶことができます。 今年度は土曜日午前の開講で、1年次学生の多数が受講しており、私がこれまで受講した授業では最も人数が多いクラスでした。 周りの声を聞いても、1年次の春学期でこの授業を受講したおかげで、他の専門的な授業を受ける予備知識を得ることができたと言う学生が多いです。 ②クリティカルシンキング 論理的思考だけではなく、ビジネスにおけるミッション・ビジョンの大切さ、自分自身のあり方など、ビジネスパーソンとして重要なものを学ぶことができます。 事前課題など負荷は高い授業ですが、私はこの授業を受講し終わった時に、RBSに入学してよかったと心から思えました。 名物授業の1つなので、RBSに入学されたら、ぜひ受講して頂きたいと思います。 ③スタートアップストラテジー ビジネスプランでの新規事業の立ち上げを考えている方におすすめの授業です。 特に秋2学期のスタートアップストラテジー2は、毎週、起業家の方々をゲストスピーカーとしてお招きして、より実践的な生きた学びを得ることができます。 多くのビジネスモデルと成功事例に触れる、非常に良い機会になると思います。
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