
MBA MARCHについて紹介します。
■交流の様子
年間2回行われている、MARCHのMBA 第8回シンポジウムの集まりに参加しました。 国内のMBAを盛り上げていこうっていう気持ちのある仲間が個人的にMの校舎の駿河台に集結。
講師は今をときめくLINEの森川社長。 森川さんはAのMBAで私が大学生の時から知ってますが、LINEを大きく成長させた貴重なお話を頂戴した。 会議はなるべくやらない。 余計な意見が出てきて、その説得の時間がかかる。 儲けようとか考えず、コミュ二ケーションって何だろうと本質的に考えて行動した結果とのこと。
また、社員の意見よりもお客間の意見を聞く方が大事って、俺も会社に強く進言してますー。
MARCHのどこのMBAも勉強に向かう姿勢と、ビジネスで絶対成功しようという貪欲さは一緒だね。 MBAという共通の羽を持つ仲間達なので、学校の枠を超えて会った瞬間にもう打解けています。 みんな話し好きで自己アピールが上手で、あっという間に名刺入れの名刺がなくなった。 それでもあきらめずにFBでその場でつながろうという姿勢がいいね。
日本のMBAは欧米に20年遅れているとしても、それは欧米の環境が先行していただけで、日本のMBAはこれからが旬。 近い将来この仲間達が世界で現場で活躍すること間違いなしだね。 ああ仕事も忙しいのにビッグジャンプして大学院に入学して良かったなあと実感した日曜の午後でした。
■レポーター紹介
・Hirotomo Robert Tomaru(男・まあ年齢はいいじゃない)神奈川県中郡出身
・邦銀→外資メーカー→外資損保に勤め、営業畑まっしぐら!
・まだこの歳でも何かできると強く信じて疑わないデイドリームビリーバー。
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春学期にあったケース・ディスカッション1・2について紹介します。
■授業内容と目的ハーバード大やスタンフォード大など名立たるビジネススクールにおいて行われている“ケースメソッド”というMBAの独特な授業があります。無論、ここ立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(RBS)にもケース・ディスカッションという授業科目で存在しています。
この科目は、実在の企業を題材としてケースで描かれている情報を基に、企業の現状把握、現状分析を行い、履修生全員によるディスカッションを通して経営学の知識や応用力、実践力を高めることを狙いとしています。
■授業の様子1回の授業では2本のケースを用いてディスカッションします。1つ目はハーバード大やバブソン大において使用された米国企業のもので、2つ目は国内企業を中心に過去のRBS履修生が執筆したケースです。評価はレポートや筆記試験ではなく、授業毎の発言内容によって評価されるという他の授業とは異なった形式で、毎回の授業が試験と言ってもよいでしょう。したがってケースは事前に読み込まねばならず、発言するポイントもあらかじめ用意する必要があります。ただ、授業の流れによっては想定外の展開になる場合もあり、冷や汗をかく場面は何度もありましたが…
授業は月曜日に行われていましたので、前日の日曜日に準備することが出来ました。他のMBA大学院でも言えることですが、履修期間は本当の休みというものはありません。このように休日にはレポートや授業の準備が欠かせないのです。
筆者のように、根が勉強嫌いの者にはこのような強制力が必要かもしれません。おかげで入学前と比べて文量や財務諸表についての抵抗が無くなってしまいました。これはMBA生になったメリットだと思っています。
この授業を履修してもうひとつメリットがあります。それはケースに書かれている企業の内情を垣間見られることです。無論、全てではありませんが会社の転換期における経営者の苦悩、喜びがほんの少しだけ実感することが出来ます。これは筆者のように1つの会社人生しか歩んで来なかった者にとっては非常に新鮮な経験でした。
また、不思議なもので授業が終わった頃になると、取り扱われたケース企業に親近感を持ち、以降の動向が気になってしまう事も独特な経験かもしれません。この体験は慶応ビジネススクール(KBS)に通う知人も同じ事を言っていました。
筆者はこの貴重な体験を継続したいと考え、秋学期はケース・ライティングという、ケース本体の執筆する側の授業を履修します。そして今度はRBSの授業で取り扱われるケースを残す使命のもと、更なる“冷や汗をかく”覚悟で取り組んでいきます!
機会があれば、この授業についてもブログでアップしたいと思っています。
■レポーター紹介
・阿部正樹(男・40代前半)北海道江別市出身
・某家庭紙メーカーに勤め、18年間営業や営業企画を経験
・ビジネスにおけるスキルの限界を感じ、2014年4月に立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の門を叩く。国籍、業界、年齢を超えた出会いに毎日を感激の日々で過ごす。
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今回は2014年度・春学期・A期間に開講された、久恒新先生の「都市マネジメント論1」の紹介を行いたいと思います。
■授業の内容(履修要綱より)
クリエイティビティが,都市の成長における重要な動力源である,という新しい主張に沿って,都市を再検証してみると,「技術的革新」と都市の発展の関係や,地域の多様性の果たす都市への役割が非常にクリアーに浮かび上がってくる。近年急激に関心の高まっている,この「クリエイティビティ」と「都市」との関係性について学ぶことで,いままで見えにくくなっていた多くの都市の問題に対する解決策や,新しいビジョンが導き出される。クリエイティブ都市経済論を学ぶことを通じ,わが国の都市再生や地域活性化の条件を求めるのが,本授業の目的である。
■受講しようと思ったきっかけ久恒先生は不動産業界では大変著名でいらっしゃり、大学で教鞭を執られているだけでなく、民間シンクタンク・都市経済研究所の代表取締役社長として、都市・土地・住宅に関し研究や政府・与党に政策提言までされてきた先生です。
私自身、2011年にたまたま書店で見かけた先生の著書である『不動産バブルで勝つ鉄則―何が日本のプレーヤーに欠けているのか―(日本経済新聞出版社)』を読んだことがあり、久恒先生のことは立教大学大学院ビジネスデザイン研究科に入学する前から存じ上げていました。
私は、事業再生や地域活性化などを仕事にしていますが、特にこの数年、日本の地方都市の疲弊の大きさを目の当たりにしてきました。そこで、この「都市マネジメント論1」の授業で、多くの都市が抱える問題の原因が何であり、どんな解決策が有効なのかを学んでみたいと思い、受講することにしました。
■実際の授業授業は、アメリカ合衆国生まれの社会学者であるリチャード・フロリダの著作である『クリエイティブ都市経済論―地域活性化の条件(日本評論社)』を輪読する形で進められます。教科書の各章を受講生が担当し、各々がプレゼンテーションを行います。
リチャード・フロリダはこの著書の中で、「才能や能力のある人達(=クリエイティブ・クラス)は、多くのクリエイティブ・クラスの人たちが自由な連携でつながり、才能を発揮しやすい場所に住むことを選好し、それが彼らのような人間の集積化を更に促し、都市をメガ都市へと成長させる原動力になる」と言っています。
有名なカリフォルニア州・シリコンバレーやテキサス州・オースティンなどの事例が取り上げられ、それらの都市の発展過程やその要因を受講生が分析していきます。私自身も、「日本のハコモノ造営による企業誘致失敗とシリコンバレーの隆盛」などを比較してみました。
この授業には多くの中国人留学生(10人くらい)も参加しています。2000年代初頭からの中国のメガ都市の爆発的な発展と現状などをリアルタイムに聞くことができて、先生も彼らに様々な質問を投げかけます。
また、都市マネジメント論の名物として、教科書のレポートがある程度まとまったところで行われる「フィールド・ワーク」が挙げられます。これは、受講生が自主的にある町を取り上げ、事前にその町をリサーチして、先生とお酒を飲みかわしながら討論を行うというものです。
第一回フィールド・ワークは、住みたい街ランキング第三位に入った、我らが立教のお膝元「池袋」が選ばれました。受講生たちは、「池袋の高級マンション分譲の動向」や、「立教の卒業アルバムに見る池袋の今昔」、「クリエイティブ・クラスが集まるBarの集積」などをテーマに、各々が感じたことを先生とディスカッションしました。
■授業を受けてみて久恒先生の授業を受けて、「ある産業が発展するには、その産業が大学を中心にクラスター化して集積し、周辺事業を巻き込んで大きくなっていくことが必要である」ということがわかりました。同時に日本ではそのような産業の集積があまり見られないという事実も知りました。
私は仕事で、日本の養殖業の再生案件を何件か検討する機会がありました。これまでは個々の企業の再生をどうするかで思考がストップしてしまいがちでした。しかし、先生の授業を受けて、養殖業のハイテク化で大きな実績を上げている近畿大学の動向や、彼らがマグロの養殖に成功した長崎県五島列島の産業の集積状況などをしっかり分析し、仕事に役立てていこうという新たな視点を持つことができました。
■先生のご経歴- 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授、都市経済研究所代表取締役会長、不動産鑑定士
- 慶応義塾大学経済学部卒業、同大学大学院商学研究科修了、早稲田大学院経済学研究科修了。専門は不動産金融と不動産鑑定評価、グローバル投資と投資戦略。
- <主な著書>『こうすれば土地は動く』(日本経済新聞社、1999年)で、それまで日本には紹介されていなかったDFC法の導入やREITの輸入を広くすすめ、不動産証券化時代の到来を予言した。また、不動産のDFC評価の第一人者として、不動産に関する金融や法務分野で政府・与党に政策提言してきた。『わが国8大都市におけるキャップレートの把握』(季刊住宅土地経済、06年)、『DFC法による不動産鑑定評価の考え方と実践』(日本経済新聞社、03年)など著書・論文多数。
■レポーター紹介- S.N.(男・30代後半)
- マネジメントバイアウトファンドやアセットマネジメント会社などで企業に対する投資・事業の再生などに携わる。
- 留学生やファイナンス以外の分野の学生が多く、ビジネスに必要な幅広い分野の授業を受講できる点を魅力に感じ、2014年4月に立教大学ビジネスデザイン研究科に入学。現在、大学院1年生。
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