1.立教ビジネススクールに入学した理由Question. 経営に関する知識も経験もない私が、MBAに進んでいいのかやっていけるか。私は小学校から大学まで、学生生活の大半をサッカーに費やしたサッカー少女でした。
そんな私がいきなり経営に興味を持ち、ビジネススクールに進学したいと思ったのは、学部生の時に所属していたゼミで行ったビジネスシミュレーションがきっかけでした。
このビジネスシミュレーションは会社経営の疑似体験のようなもので、そこでのグループメンバーで企業の発展や利益拡大のための議論をして、自分たちで意思決定をしていく面白さに私はハマっていきました。
そこから経営をより身近に感じたい+語学力も上げたい(当時の私は英語が大の苦手でした…)と思い、フィリピンのベンチャー企業でインターンをすることにしました。
こんな流れで始めたインターンでしたが、そこでは経営方針や労働環境について、インターン生のみならず社員までもが不満を持っていました。そんな中で私にできることを探したりもしましたが、知識と経験がないために、問題と課題、解決策などが全く分からず、非常に悔しい経験をしました。
そこから、私はビジネススクールに進学したいと思うようになったのです。
さて、ではなぜ
立教のビジネススクールに決めたのかと言いますと、
これはズバリ、
経営のゼネラリストを育成しているからです。
先ほどもお話したように、経営についてより広く・深く知識を身に付ける必要があることを感じましたが、
それと同時に、得た知識を実践の場で応用する力を身に付けないとならない、と感じました。
立教大学ビジネススクールは、
経営学の多数の領域を基礎から応用まで幅広く学習することができ、理論と実績を融合した講義により、専門的かつ実践的なマネジメント知識を総合的に学び得ることができると謳っていたため、他大学を卒業後、立教大学大学院に進学を決意しました。

写真左:大学2年生試合中の一枚 右:留学時フィリピン最大級のお祭り・シヌログ祭り
2.入学後の生活上記のような理由で入学をしましたが、実際の生活はどのようなものか。
立教ビジネススクールの授業時間は
一部を除き200分授業です。(1コマ100分×2)
そのため2単位の科目を履修するのに、多くの大学は15週×週1コマのところを、7週間×週1・2コマ連続で終了します。
大体の授業は、春1(前半7週間)は「経営学基礎1」、春2(後半7週間)は「経営学基礎2」など連続して履修できるため、一科目の理解度と満足度が桁違いに高いです。こちらにはいろいろな理由を耳にします。そのうちの一つとしては、特に社会人の方で18:30の授業開始に間に合わず遅刻した場合、授業が100分のみのためにディスカッションに参加できなかったり、授業を理解する前に終わってしまったりということを防ぐことがあります。
また、私たち20期生内の、
社会人と大学生からそのまま上がってきた学生の割合は8 : 2くらいでした。最初は、社会人が主の研究科の中で知識も経験もない私みたいなのが果たしてやっていけるのだろうかと不安でした。
確かに授業内では、実際に職務経歴がないために理解をするのが難しい場面もありました。
しかし、講師はもちろん、周りの社会人の方も懇切丁寧に教えてくれるため、そのような感情はいつの間にか消えていました。
いくつになっても学び続ける姿勢を持った志の高い方々と一緒に学び、議論を交わせる環境での学習は最&高以外の言葉が見つかりません。
また、このような社会人の方との交流のみならず、多くの留学生とも一緒に学ぶことができ、
日本の経営に縛られず世界的規模の意見を聞くことで、視野を更に広げることができました。

写真左:DX戦略論の授業風景 右:DX戦略論で記入した模造紙
最後に、文頭の
Question. 経営に関する知識も経験もない私が、MBAに進んでやっていけるか。のAnswerですが、
自信をもってYESと回答できます。立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科1年 田村志保
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2021年10月23日(土)に
立教大学大学院独立研究科第1回勉強会&交流会が開催しました。
当日は21世紀社会デザイン研究科、人工知能科学研究科及びビジネスデザイン研究科の約80名の現役学生が参加しました。
交流会冒頭に、
21世紀社会デザイン研究科委員長の萩原なつ子先生、
人工知能科学研究科委員長の内山泰伸先生、
ビジネスデザイン研究科委員長の庄司貴行先生からお言葉を頂戴しました。

その後、「専門領域を超えて楽しく学び合う」、「交流のきっかけとする」、「各研究科がどんなことをやっているか知る」という本交流会の背景と目的を共有し、今後も継続した3研究科の交流を行っていくことを参加者全員で意識合わせしました。
第1部はビジネスデザイン研究科セッションとして、高柳寛樹先生にご登壇頂き、スタートアップストラテジー ~大企業とスタートアップのエコシステムをどう考えるか~というテーマで、スタートアップに重要な資金調達における違い(ベンチャー・キャピタル、エンジェル、コーポレート・ベンチャー・キャピタル等)、新規ビジネスやマネタイズの考え方、出口戦略の必要性(IPO(新規上場株式)、M&A(合併と買収)等)について、お話いただきました。
講義後の質疑応答では、複数名の参加者が熱心に質問をしていました。

第2部の人工知能科学研究科セッションでは、 「人工知能技術の概要と応用事例の紹介~AI研究科から新時代への挑戦」というテーマで、人工知能科学研究科の院生に登壇いただき、前半はAIの全体像や、AIがどのように応用されているかを、北九州市のスポーツ業界の課題解決アイデア等事例を交えながらお話いただき、後半は内山先生や瀧先生、21世紀社会デザイン研究科及びビジネスデザイン研究科の学生を含めたパネルディスカッションを行いました。
和気あいあいとした雰囲気の中、ディスカッションが進み、人工知能科学研究科の皆さんの仲の良さを実感しました。
第3部は、21世紀社会デザイン・人工知能科学・ビジネスデザインの各研究科メンバー混合のグループを作成し交流会を行い、各研究科を超えて親睦を深めました。
交流会後のアンケートでは、非常に多くの学生から高い満足度の評価を得られ、約9割の学生が今後も交流会の参加を希望し、既に履修が可能となっている他の研究科の講義ついても、8割以上の学生が受講を希望するという結果でした。
立教大学大学院独立研究科第2回交流会&勉強会は、21世紀社会デザイン研究科のセッションを含めて開催する予定です。

■JBCC2021について本年は「MBA王者決定戦!未来を切り拓く戦略を」というスローガンの下に、史上最多となる25校のビジネススクールから215チーム999名が出場しました。(
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000082068.html)
10月17日(日)の本選大会では、予選を勝ち抜いた20チームが、自ら策定した経営戦略をオンラインでプレゼンいたしました。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科からは、2年連続となる予選突破を果たした有待チームが出場いたしました。
残念ながらセミファイナルで敗退してしまいましたが、参加されたメンバーからインタビューをいただきましたので掲載させていただきます。
~有待亮佑(21VG002E)~●出場したきっかけ
やらずに後悔したくなかったという気持ちと少しでも多く学べるのであれば全てを吸収したいということから、参加することは即決でした。
●出場してみて良かったこと
講義以外での学びがあったことは、自身にとって行動した結果であり非常に良かった点であると考えます。学びと言っても、ケーススタディの内容だけではなく、特にチームアップの仕方を経験することができました。オンラインで一度もお会いしたことの無い状況でチームがスタートしたため、私自身ビジネス経験が浅く、チームメンバーに助けられる事が非常に多くありました。それぞれのバックグラウンドから培った知見や得意分野が活かされるチームアップの仕方、リーダーシップが大切であると身をもって実感いたしました。私がこうして多くの学びを得られたのも、メンバーに恵まれたからと思います。
●最後に
価値観や環境、RBSでの目的は人それぞれですので、全ての方に出場することをオススメはしません。しかし「講義だけ受けていて不安」といった感情が少しでもあるのであれば、JBCCへの参加を検討するべきだと思います。JBCCでは、講義以外での学びは勿論のこと、新たな仲間との出会いや学びの癖付け、そして他校の「色」がわかります。JBCCの内容は、ケースから実際に現状を分析し戦略を練り上げていく中などのストーリー性があったため、ビジネス初心者の私でもイメージがしやすかったです。JBCC出場の際には非常に多くの方々にサポートしていただきまして、誠にありがとうございました。
~渡邊立三(21VG074T)~●出場したきっかけ
過去に出題されたJBCCのケースを独学で取り組み始め、春・秋学期のつなぎ期間である夏期にJBCC2021に参加することで、ケースメソッド学習に本格的に取り組みたいと考えるようになりました。まずは、JBCC交流会に参加して有待さんと出会い、二人でチームを結成する事となりました。その後、石川さん・岡田さん・伊藤さんが合流され、有待チームが結成される経緯となりました。
●出場してみて良かったこと
有待チームでは、JBCCケースを活用したケースメソッド勉強会という位置付けで検討会を推進しました。2021年出題ケースは、前年までのケースとは傾向が変わり、問われているのは大学発ベンチャー企業の資金調達のためのピッチデックという切り口でした。VCは未知の領域であり、ケースを解くために知識を泥縄式に学び、経営戦略を描いた経験から、貴重な知見を体得する事が出来ました。
●最後に
セミファイナルは力及ばず、残念ながらファイナルに進むことが出来ませんでした。こうして有待チームの一瞬の夏は終わり、チームは解散いたしました。しかし、気がついたら多くの学びが手に入りました。掴みにゆく学びもあれば、気がついたら手に入る学びもあると思います。JBCCとは、そんな仮想現実空間です。ビジネススクールの夏のひとときを利用し、仮想現実空間を体験して、新しい風景を見ることは有意義なことだと思います。
~石川房子(21VG068R)~●出場したきっかけ
そもそも立教のビジネススクールに入るにあたり、MBAではビジネスケーススタディが面白いと同僚から聞いており、興味がありました。ただコンペティション参加は自分にできるかは甚だ疑問でしたが、夏休み期間で何か今までやったことない挑戦をしたいとは思っていました。そんな中、お誘いをいただいたので思い切って参加しました。
●出場してみて良かったこと
実際のプランを計画するプロセスでチームの渡邊さんから学ぶことが想像以上に多く、本当にお恥ずかしい限りの私でしたが、春学期1・2の学びをベースとしてそれ以上のものへ発展したと実感しており、感謝しかありません。きっとそれは、レベル感こそ違っても、学びを共にする仲間の志に感銘を受けたからだと振り返って感じております。
●最後に
ぜひチャレンジしてほしいと心から思います。これまで経験したことない学びを得られ、其々に必要な血肉になると思います!
~岡田雄大(21VG060H)~●出場したきっかけ
同じ授業の方にお声がけをいただき興味を持ち、最初は軽い気持ちで参加を決めたと思い返しています。
●出場してみて良かったこと
私はどちらかというと優勝を目指してというより、出場を通して勉強になればとの思いの方が強かったので、資料提出に向けたスケジューリングやマイルストーンの置き方、各自の戦略案を共有しながら合意形成をし、資料に落としていくという全ての過程が勉強になりました。
●最後に
せっかくビジネススクールに入学したので、今しかできないことに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。チーム内でのディスカッションであったり、他チームや他学校の提案内容を見たりプレゼンを聞くことで、様々な考え方にも触れて知見も広がることと思います。是非、RBSからファイナル進出チームがどんどん出てくることを願っています!
~伊藤彬史(21VG001C)~●出場したきっかけ
JBCCに出場したきっかけは、夏休みを有意義に過ごすためです。慣れない大学院生活がはじまって授業や課題に追われていた春学期は、なんだかんだ充実していました。しかし、夏休みに入ると多くの時間ができることから、充実した夏休みの過ごし方のひとつとして選択をしました。
●出場してみて良かったこと
JBCCに出場してよかったことは、まずは仲間に恵まれたことでした。業界や仕事が全く違うメンバーが集まり、それぞれの価値観や考え方が異なる中でひとつの物事に向き合い、方向性を統一して会社の未来を決める重要な意思決定を行うことは、かけがえのない経験でした。人を尊重し大切にできるメンバーと、このJBCCに参加できたことがひとつの財産となりました。
●最後に
JBCCは確かに時間や労力が必要となります。決して片手間でできることではなく、一定の時間を費やす必要があります。しかしながら、なかなか経験できることではなく、この大学院だからできることだと思います。夏休みの時間を費やしたとしても必ず得るものはあると思います。素晴らしいメンバーとの出会いがあり、そして絆を生む機会でもありますので、是非ともご参加していただければ幸いでございます。