施設エンジニアがMBAに進学

私は大学で建築を学び、卒業後は建築設計、土木設計、建設工事監理などを行ってきました。現在でも現役の施設エンジニアです。


なぜMBAに行こうと思ったのか?
私のTO DOリストの中に「大学院進学」と10年以上前から書いてありましたが、なかなか思い切った踏ん切りがつかずその実現を先延ばしにしてきました。
しかし、2020年初頭からの世界的なパンデミックによりVUCAな時代がさらにVUCAになるのではと感じ取り、周りの状況は変わろうとも自分の中に核となる考え方を持つべく大学院進学の決意をしました。
工学系の仕事に従事している人には社会人大学院進学といえばMBAかMOTかの選択があると思います。
私は出願ギリギリまでMBAかMOTかを迷いましたが、MBAの方が実社会での汎用性は高いと判断し、MBAを選びました。


なぜ立教RBSを選んだのか?
都内のMBAをHP等で比較検討したところ、立教RBSが一番相性に合っているように感じたのが最大の理由です(この「相性が合うかどうか」が一番大事かもしれません)。
RBSのパンフレットには「ジェネラリストのスペシャリストを養成する」と書いてあり、私は特定の分野よりもMBAの幅広くいろいろな科目を勉強したかったことが第2の理由です。
私の実務経験は施設エンジニア一本のみであり、ファイナンスや会計等の実務経験がなかったため、これらの科目も選択科目として学べるのが魅力的でした。
すっかりRBSが気に入り、RBS以外は考えられなかったので、出願はRBSのみにしました。


実際にRBSに入学してみて
ファイナンスや会計などの予備知識がほぼゼロだったので入学前は授業についていけるかどうか、無事に単位が取得できるかどうか、それが一番の不安でした。
しかし、それは杞憂でした。
今までのキャリアの中で財務系の知識がなくても真面目に授業に出席して、課題やプレゼンをこなせば、授業にはついていけますので、もし同じような不安をお持ちの方は安心していいと思います。
財務系の他にもRBSは魅力的な選択科目を提供しています(例えばホテルや農業関係の科目もあります)。
履修登録の時は「どれを取るか」よりも、履修したい科目ばかりなので「どれを取らないか」を決めるのが悩みの種でした。

RBSの強みは社会人だけでなく、大学卒業後直接RBSに入学する学生や留学生の存在にも、よるところが大きいです。
特に留学生からは日本では考えられないような話を聞く機会があり、驚きと同時に他の国の考え方を知ることができて国際的な視野が広がります。

私は大学受験の時は工学系の学部でしたので、工学系の学部を持たない立教については池袋にキャンパスがあるとか、司会者の徳光さん、古舘さんが卒業生であるぐらいしか知りませんでした。
実際に初めてキャンパスを訪れたのは入学式前に学生証を受け取りに行く時で、そのキャンパスの美しさを見て、ますます立教大学が好きになりました。
おそらく欧米のリベラルアーツカレッジはこのような雰囲気のキャンパスなんだろうな、と思いました(行ったことはありませんが)。
現在は入構が規制されていて、なかなか一般の人がキャンパス内に立ち入ることは難しいですが、キャンパス前の「立教通り」からでもキャンパスの雰囲気は感じ取れると思います。


おすすめの授業
テクノロジーマネジメント
この授業はテクノロジーと冠しているので工学系かと想像してしまいますが、実際は世間で展開しているニュースレベルの話題を中心に展開していくので、どの業界の方でも楽しめると思います。
ちなみに、この授業の目標は、物事を見るときは今までの既成概念よりも視座・視点を変えて見るということなので、様々な可能性から社会現象を考察する訓練にもなります。


最後に
私学のMBAを志望される方は、その大学の建学の精神や創設者の人生や考え方について調べておくことをお勧めします。
各大学のHPで公開されていると思いますのでチェックしてみてください。
キャンパス内にチャペルのある立教大学はキリスト教の宣教師が設立した大学です。
アメリカから派遣されたウィリアムズ主教が私財を投入して東京の築地で開学したのが、立教大学の始まりです。
その創設者ウィリアムズ主教が残した言葉の中で私が好きなのは「道を教えて己を教えず」という一句があります。
この記事を読んで皆様が立教RBSの受験・入学のきっかけになれば筆者はうれしい限りです。
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[ 2022/03/06 20:02 ] 学校・学生生活紹介 学生生活 | TB(-) | CM(0)

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