授業名:2017年秋学期に受講した大山先生の「アグリフードシステム論」について紹介します。 
■授業の内容 (テキストより)
・農業市場の特性
・食品産業とフードシステム
・品質とは何か(品質属性、付加価値、付加的サービスなど)
・情報の不完全と表示(情報の不完全、品質・安全をめぐるモラルハザード)
・食のリスク管理(安全基準、表示規制、生産譲歩言うトレーサビリティーシステムなど)
・表示制度と基準認証
・産地呼称制度、地域ブランド
・農業経営の特性(家族経営と会社経営)
・農業の外部経済効果(多面的機能、地域活性化、6次産業化)
・異業種からの農業参入
・農業および食品産業の連携
・マーケティングと情報・表示
■受講の動機
・極論ではあるが、天変地異や武力戦争、経済戦争などなど世の中が変わったとき、最後に勝つのは、土地を持って食品を作っているところが生き残れるという持論があるが、なぜか農業はビジネスや就職先として敬遠されている。
それは、つらい仕事である現実があると考えており、IoTやAIの導入を津考えれば良いか農業という物を知りたく、受講した。
■講義の内容及び様子
・初日に教科書を数冊提示され、その大まかな内容を説明される。
授業はシラバスに記載されている内容をどの角度から学びたいか、先生と受講生で協議し、一つの教科書を選択する。
・選ばれた教科書を元に、ゼミ式で授業が進められる。
各パートを熟読し、プレゼン形式で発表し、討論を行う。
・この講義は、芝浦工業大学専門大学院(MOT)から2名の受講と、学部卒から経営学部経営研究科(経営学部大学院)から2名、RBS(立教MBA)から2名でそれぞれ違った目線での討論があった。
■受講後の感想
・農業分野は通常のビジネスモデルと違った運用されている。
これは、工事と工場の違いと同様、一見似ているが、違いがあり受講しないと理解ができない分野であることが分かった。
今後、工事会社のビジネスモデルを作る良い講義であることは間違いない。
・農業分野でも格差が生まれている。ただし、他のビジネスでは容易に人件費が安い所に移転できるが、農業はその土地で成り立っている物もあるため、変革が生きるのはゆっくりである事が理解できた。
・その他、記載できないぐらいの肌感覚での理解は重要である。
・他の学校では受けられない貴重な授業である。
※立教大学経済学部では、大山先生の講義を受けることはできる。
■こんな人におすすめ
・農業系に興味がある方
・製造やサービスビジネスはよく理解できており、工事など、通常の経営論では理解されていないと不満を持っている方
・食に興味がある方
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にほんブログ村 ■レポーター紹介
2017年に入学をした、博士課程前期課程、現在2年です。
総合電気工事会社に勤めているが、会社には内緒で通っている。
元々は技術屋であり、不況の煽りで管理部門(経理系)と戦ってきたが、最終的には金を握っているところが強く、負けてしまうことが悔しかった。
現場は経験しないと分からないが、経理系は机上で勉強できると思い、MBAを志した。大学受験で立教大学理学部に不合格になり、リベンジでRBSを選択し、合格した。
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